あるいは、これを有志が研究し制作したフォント。
概要
文字を構成する線の太さは全体でほぼ均一で、ゴシック体の1種である。
ただしデザインは文字単位で完全に統一されていたわけではなく、車両(つまり方向幕の表示部のサイズ)や行き先(文字数)ごとにデザインが異なっていた。
例えば
- 「万座・鹿沢口」の「鹿」は車両の形式などで違いがある
- 「上野」の「上」の上の横線が完全に横のものと僅かに右上がりのものがある
- 「京」の「口」部分の大きさ
など。
つまり、厳密には書体ではあるがフォントではないと言える。
民営化後も、国鉄型を中心に統一感を出すためか新しい表示を追加した場合でも旧来の書体が使い続けた車両が存在した。
また、JR東海は民営化後に登場した車両にもこの書体の雰囲気が残るデザインを使い続けた。
フォント
国鉄の様々な車両の実車の写真や各種資料などをもとに有志が制作したフォント。
先に述べたとおり、実際の方向幕をそのままフォント化することはできないので、制作にあたり各文字で調整がなされている。
かつてWindows向けに配布されていたが、現在では作者の事情により公開されていない。