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地母の晩餐

ちぼのばんさん

ゲーム『女神転生シリーズ』に登場するスキル。『真・女神転生Ⅲ』の主人公・人修羅の必殺技として名高い。
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概要編集

ゲーム『女神転生シリーズ』に登場するスキル。

初出は『真・女神転生Ⅲ』。主人公・人修羅の専用スキルとして登場。

真Ⅲ以降の作品で人修羅以外のキャラクターが使用することもあるが、人修羅の必殺技として名高い。


「地母」の読み方は、ガイドブックや作品によっては「じぼ」「ちぼ」と一定しない。

海外版では「Gaea Rage」と表記される。


真・女神転生Ⅲ』の地母の晩餐編集

人修羅がマガタマ“ガイア”から習得できる物理攻撃スキル。HP35%を消費して敵全体に物理属性大ダメージを与える。

モーションは両手を身体の前で組んだ後、左右に腕を広げるのと同時に足元から巨大な地割れと閃光をほとばしらせる。

ノクマニ』以降はスキル「貫通」や命中率とクリティカル率が大幅に上昇したことで、“ガイア”の入手条件も手伝って無類の強さを発揮する。


また、エンターブレインから発売された小説『真・女神転生3 NOCTURNE 混沌』にも登場。

作中の登場人物の一人トーキから「奥義のさらに上に位置するもの」と評される大技で、マントラ軍でも精鋭の百体で構成される“百鬼魔団”とその首領キンキを一撃で大地に呑みこんで全滅させ、余波だけでイケブクロ坑道全域とマントラ軍本営に物的被害をもたらすという超絶の威力を持つ。ちなみに一度使用すると0.04イデンシャ(約1時間7分)のタイムチャージを必要とすることが人修羅の口から語られている。

なお、当作における読みは「じぼのばんさん」である。


デジタルデビルサーガ』の地母の晩餐編集

隠しボスとして出現する人修羅の使う攻撃スキル。

対象が全体という点は変わらないが属性が“万能”に変更され、プレイヤーキャラのHP上限値が999なのに対し四桁または五桁のダメージ値を叩きだす威力に引き上げられている。

さらに実質的に回避不能技(攻略本でも必中スキルに冠される「命中S」の評価)、プレイヤーがいずれかの属性に対して無効、反射、吸収相性の場合は地母の晩餐使用ルーチンに切り替わる(戦闘開始と同時に地母の晩餐の流れになる)など、数多くの人修羅専用スキルを押しのけて「人修羅=地母の晩餐」の図式を決定付けたと称しても過言でない性能を誇り、多くのユーザーを苦しめた。


一応、状態異常“睡眠”にかかっている間あらゆる攻撃を回避する自動スキル「アボイドスリーパ」を使用するという定石が存在する。だが睡眠状態になる確率が完全に運頼み、睡眠状態のままいたずらにターンを進行させると人修羅が全回復するという、薄氷を踏むような危ういものである。

しかし、この方法を使わなければ人修羅を撃破することは不可能と言え、スキル配置やレベル上げなどの入念な準備、戦略等に加えてプレイヤー側の運を要求するという非常に厳しい戦闘となっており、これも人修羅を「RPG史上最強のボス」としている所以である。


真・女神転生IMAGINE』の地母の晩餐編集

モディレーターズクロースⅠ(Ⅱ)とモディレーターズスニーカーを同時装備した際に一時的に使用できるスキル。

スキルアイコン、使用モーションいずれも本家「地母の晩餐」をリスペクトしたもの。威力はレベルと近接または射撃値依存で、DDSAT版の如く尋常でない威力を発揮する。


真・女神転生Ⅳ』の地母の晩餐編集

DLC「永遠の若者」に登場する混沌王サナトが使う魔法攻撃スキル。

敵全体に万能属性大ダメージを与え、相手に30%の確率で状態異常迷子を付着する追加効果を持つ(仲魔使用時は追加効果無し)。

サナトは種族名や銃・万能以外無効の防御相性、サナト専用物理スキル「死亡遊戯」など上記の人修羅に酷似した能力を備え、「地母の晩餐」も放射状の地割れが生じて画面全体に光が満ちるという発動エフェクトである。

なお、通常の悪魔合体ではスキル継承できず、バロウズアプリ“悪魔合体ライト”でのみ継承可能である。


真・女神転生ⅣFINAL』の地母の晩餐編集

DLC「金剛神界の救世主たち」に登場する混沌王人修羅が使用する魔法攻撃スキル。

MP62を消費して、敵全体に万能属性特大ダメージを与え、防御力を2段階低下させる。使用時のエフェクトは混沌王サナト同様のものである。

人修羅の使用スキルの中でも最大のMP消費量を持つスキルであり、威力は同属性攻撃スキルである「至高の魔弾」に及ばないので使用は敬遠されがちだが、ゲストパーティの中で唯一防御力低下効果に特化しているため次ターンの布石や攻勢をかける局面においては急先鋒としての活躍が期待できる。

なお、当DLCの人修羅は超人スティーブン戦時にのみ使用できるゲストキャラであり、したがって「地母の晩餐」の敵全体対象という効果範囲は原典の再現以上の意味がない仕様である。(ザ・ヒーローアレフフリンの所持する敵対象スキルの効果範囲はいずれも単体か複数体のみ)


真・女神転生Ⅴ』の地母の晩餐編集

ラスボス(第4ルートの第2形態)とDLC「人修羅と九人の魔人」に登場する混沌王人修羅が使用する物理属性攻撃。人修羅が使用する「地母の晩餐」には相性を無視して貫通する効果がある(逆に言うとラスボス版には貫通効果はない)。

使用条件は人修羅が仲魔を召喚してから4回行動する事。

ターン数ではなく、人修羅の行動回数で決定する為にクリティカル等を出されて人修羅の行動が増える程に使用迄の猶予は短くなる。

仕様されれば脅威の5桁ダメージをたたき出されあえなく全滅してしまう。

(ダメージが1/10になる難易度Safetyでもゲームオーバーになる)

ただし、この条件を満たす前に人修羅の仲魔を一体でも倒しておくと、仲魔を補充する行動を最優先し条件はリセットされる。

今回の人修羅は無効耐性を持たない為、全体魔法などを使って仲魔の弱点を突きこちらのプレスターンを稼ぎつつ少しでも人修羅にダメージを与える&仲魔を倒す事で容易に防ぐことが可能。

人修羅を倒すことで入手できる「人修羅の写せ身」というアイテムによって、真Ⅴ主人公も「地母の晩餐」(相性貫通あり)を習得できる。


関連タグ編集

女神転生シリーズ 人修羅

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