概要
王冠を象った兜とエメラルド色のゴージャスな甲冑で身を包み、グリフォンに騎乗している強者感溢れる姿をしており、本作に登場する種族「堕天使」の中では最高位LV63に位置する悪魔である。
原典のムルムルは、日本ではソロモン72柱と呼ばれる伝説の王ソロモンに従ったという悪魔の一柱で、哲学と死霊術の権能を持つ地獄の大公であり、さらに30の軍団を率いる「座天使の公爵」といわれている。
終盤に出現することもあり、HPを消費する代わりに敵全体に斬撃を喰らわす「虚空斬波」、爆弾化付与の「バイツァ・ダスト」、衝撃系の範囲攻撃「悪魔の一喝」など強力なスキルを使い攻撃してくる。
『真・女神転生Ⅳ』ではレベルは据え置きで新宿の「封霊塔カゴメ」の中ボスとして、また終盤の「ルシファーパレス・無限の間」に、『真・女神転生ⅣFINAL』では「混沌空間の無限の間」に出現するが、さらに高位の堕天使も登場するために中堅上位という位置づけである。
ただし物理強で1~3回攻撃の「狂乱の剛爪」、即死魔法「ムドオン」、全体電撃魔法「マハジオダイン」など強力なスキルを持つので対策は必要である。
『D×2真・女神転生リベレーション』では、2021年8月5~19日に「高貴の書×300」で限定召喚できる「高貴召喚」のイベントでゴモリーとともに実装された。
味方パーティーの弱点属性数に対応して強化できるという、強力な呪殺属性のアタッカーとして活躍する。
関連作
PC用として発売された『偽典・女神転生』では、甲冑を身に纏った堕天使である重要キャラクターとして登場。
序盤にデビルバスター隊員に取り憑き、「初台シェルター」内に侵入して殺人事件を起こし、さらにシェルター内にゾンビや悪魔に憑依された悪魔人を蔓延させたばかりか、ヒロイン由宇香の肉体を他の悪魔たちとバラバラに引き裂いて持ち去っていく。
さらに生き残りを皆殺しにするため、毒ガス散布までするという念の入れようであった。
意識を失った主人公は・・・
最初に戦う際には絶対に勝てず、倒すことができるのはラスボスの部屋前での戦いである。