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概要
初出は『デジタル・デビル・ストーリー女神転生Ⅱ』。種族は「妖鬼」。
妖魔イソラの色違いで空飛ぶエイの姿をしている。
プレイステーションでのリメイクで、背中に王冠を被った悪魔が張り付いた姿の公式画が金子一馬氏によって描かれキャラ立ちすることになった。
その姿がゲーム画面に登場したのは3D化された『真・女神転生Ⅲ』。
最初に戦うことになるボスとして、空中を遊泳する演出がされている。氷結属性の固有技「死門の流水」を持つ。
なお、海の生き物繋がりからかヒトデの姿の堕天使デカラビアと仲が良いという設定で、ストーリーが進むとフォルネウスを待ちぼうけているデカラビアがメッセンジャーとして登場する。もっともその頃には既に人修羅に打ち倒されており待ち合わせは叶わなかったのだが。
『真・女神転生Ⅴ』ではフォルネウスを同行させた状態でデカラビアに悪魔会話を行うと特殊会話が発生する。内容は両者が久々の再会を喜ぶというものだが、真Ⅲのシブヤハチ公前の待ち合わせを覚えているデカラビアに対して「そのような約束は記憶に無い」とフォルネウスが主張するというどこか噛み合わない会話をする。
フォルネウス側からデカラビアに話しかけることで真Ⅲにおける待ち合わせの約束を果たさせ、同時に「今後は待ち合わせはしない」と両者が改めて約束することで“待ち続けるデカラビア”に一応の決着をつけるシーンとして描かれている。
『真・女神転生DEEP STRANGE JOURNEY』では追加シナリオのボスとして登場。
担当声優は利根健太朗。
『ペルソナ3ポータブル』でのアルカナは「皇帝」。
愚者デカラビアとの間で仲間全員にカジャ系付与のバフ効果があるミックスレイド「ベストフレンド」が使用できる。
『ペルソナ5』では終盤のパレスにシャドウ「奇弁の海の怪魚」として登場し、交渉に成功すると法王フォルネウスとして召喚できるようになる。
余談
『真・女神転生』のストーリーに大きな影響を与えたオカルト漫画『低俗霊狩り』の「自動人形」編において、ゲーム序盤の舞台の吉祥寺の井の頭公園でフォルネウスが召喚されるエピソードがあった。
ゲーム発売当時、井の頭公園では本当にバラバラ殺人事件(迷宮入り)が起こっており、さらに『低俗霊狩り』は諸事情により連載が中断していた(25年後に完結)。
関連イラスト
※『真Ⅲ』でのキャラ付けによりデカラビアとセットのイラストが描かれることが多い。