概要
『双星の陰陽師』の登場人物、斑鳩士門と音海繭良(天若繭良)のカップリング。作中で十二天将同士となっている。
アニメ
第27話
内容
陰陽師となった繭良は、留守中のろくろと紅緒に代わり、亮悟たちとともにケガレ祓いに奮闘する日々を送っていた。だが戦いの最中にどうしてもツメが甘くなり、毎回のようにみんなの足を引っ張ってしまう自分が情けなくなる。そんな中、星火寮を訪れた士門と出会った繭良は、士門に頼んで修行をつけてもらおうとするのだが、気弱で自信のない心を見透かされ「覚悟が足りない!」と一喝される。
第32話
士繭要素は少ないが、次回予告で、
繭「次は恋の話?まさか士門の?!」士「はぁ?ふざけるな」繭「『士門も恋くらいしなきゃ駄目だ』ってお父さんが言ってたよww」士「モノマネのつもりか?似てないぞ。」(うろ覚え)
というやり取りがあった。なぜここで士門と繭良なのだろうか・・・
第33話
少しだけだが、士門と繭良のいい感じのやり取りがあった。これを見て、遥は、「あの2人、いい感じだね。私たちに、先を越されちゃうかも。頑張ろうね!亮悟君。」
と言っていた。士繭が公式になる日は近いのだろうか…(ちなみに清弦は、気に入らないような顔をしていた。)
最終話では、ろくろの幼馴染である椥辻亮悟と彼の恋人である柏原遥の結婚式が行われ、その際父・天若清弦との会話で「は〜…私も早く結婚したいな〜…。」と言っていた。その後の二人の会話の後に、士門がくしゃみをしており、「…誰か俺の噂をしているのか?」と言っていた。ろくろへの未練が残っていた原作とは異なり、アニメでの繭良は(恐らく27話から)士門に興味を持っていたのもあり、繭良の相手候補は少なからず士門であることが窺える。(因みにこのシーンは、少し変えられたが、原作にも逆輸入する形で描かれた。)
小説版
『双星の陰陽師』公式ノベライズである「双星の陰陽師-士牙繭闢-」では繭良が天若家の新当主として周囲から認めてもらうために士門に修行つけてもらい、斑鳩家が所有する修行島で十二天将最大の秘奥義『纒神呪(まといかじり)』を習得しようとするのだがまさかのハプニングで遭難してしまう。
それにより一つの部屋で一緒に寝ることになる。このとき、士門は羞恥心で全く寝られなかった様子。
また、この小説の最後に士門は繭良からの「気になる子いるか?」という質問に顔を真っ赤にして
「そうだな・・・・気になる異性なら・・・いるな・・・」と答えており、最近できたと発言している様子を見るとそれが繭良であることは明確である。またこの士門の答えに繭良が一日中モヤモヤしてしまったのは言うまでもない。
なお、小説単行本には『二色滑稽画之序』という番外編漫画が収録されており、温泉で入浴中の繭良が野良式神に驚いて飛び出し、全裸で士門に抱きつくというラブコメ漫画のラッキースケベ展開があり、ファンを喜ばせた。
原作
第22話
ろくろの島行きが決まり、自分はおそらく本土に居残るだろう事から落ち込む繭良を士門が叱責。
反発して飛び出す繭良だったが、続く25話、27話で士門に特訓の相手を頼み、ボロボロになるまで特訓したことが語られる。
第35話
脅威度AAの真蛇『ワダツミ』討伐ミッションで戦場から離脱するためにろくろと繭良は士門にしがみついたが、その際に繭良は士門に胸を押し付けてしまい、士門は動揺して墜落してしまう。
また禍野の瘴気に当てられたら繭良を士門がお姫様抱っこして運ぶシーンがあった。
~この間に小説版があり、2人で無人島で秘密特訓したりラッキースケベがあった~
第41話
御前試合において繭良は女性陰陽師最強を謳われる御幣島すばると対戦。その試合に赴く際に士門と繭良がハイタッチ。
第42話
終わってみれば試合はほとんどの人間が予想した通り御幣島すばるが圧勝したが繭良もそれなりの実力を見せたことから観客の多くは繭良の健闘を称えた。だが士門は落ち込んでいた。士門は本気で繭良がすばるに勝ちうると信じていたのだった。
第50話
御前試合で片足を失い、陰陽師生命が危うい士門を繭良が見舞い、士門は「お前とはもっと苦楽を共にしたかったが叶わなくなった」と落涙。
そんな彼を抱きしめて「今度は私が士門の背中を押す」と語りかける。
第54話
紅緒が見たろくろが居らず陰陽師も存在しないパラレルワールドにおいて、士門と繭良は二人で登校していた。
原作20巻~24巻の内容(※ネタバレ注意!!)
前述の通り、御前試合で片足を失った士門だったが、それから3ヵ月の時が経過し、義足を着けて前線に復帰する。しかし、本来義足を扱えるようにする期間は半年は必要なため、無理のある復帰であり、体に限界が来かけていた。しかし、そこに繭良と共に纏神呪を使い、ケガレたちを倒していき、最後に二人はハイタッチをした。
20巻最後、及び21巻では、4年が経過し、士門は22歳、繭良は20歳となった。
23巻収録の85話では、ろくろと紅緒の結婚式が行われ、その際繭良は父・清弦との会話で、アニメ最終話と同じく「いいなぁ〜 私も結婚したいな〜」と言っており、清弦から「いい相手でもいんのかぁ〜〜?」と聞かれ、「いないよぉ〜 いるわけないじゃん〜」と答えるが、「士門はぁ!?」と聞かれた途端、「はいぃ!?なっ…何でここで士門が出てくるワケ!!?」と赤面して動揺し、見事にテンパっていた。(この反応を見た清弦は「つまんねぇ〜〜〜」と考えていた。)
その後、士門と彼の義理の兄・斑鳩恵治に場面が移り、士門はアニメの時と同様、くしゃみをしていた。恵治は「もしかして女の子が士門の噂話でもしてるんじゃないかっ!?」とからかったが、士門は「… そんな物好きはいないでしょう」とバッサリ切っていた。(アニメでは、前述の通り自分で「…誰か俺の噂をしているのか?」と言っていた。)
同じく23巻に収録されている86話では、清弦の前で言った「早く結婚したい」発言と、天若家当主としてということもあり、繭良はお見合い候補の相手を出されてしまう。この話を聞いていた恵治から士門はその話を聞かされるが、「俺が彼女の何かを変えようなんておこがましすぎる……」と言っていた。
繭良はお見合い候補の相手にあたる3人と任務に出ていたが、窮地に陥ってしまい、纏神呪を使おうとする。しかし、そこに士門が加勢に来ると同時に止められる。仲間の元に助けに来た際、ケガレの数がかなり多かったため、共に纏神呪を使い、ケガレを祓っていく。
86話の最後、無事に現に帰還した後、他の面々が帰っていき、士門と繭良は二人きりになる。その際、繭良は「士門は……その どう…思う? 私の…結婚とか…」と聞く。士門は「当然すべきだろう 家を繁栄させることが俺たちの責務だ」と一度は答えるが、「…但し 結婚に対して繭良が前向きな感情を持つのは重要だと思う」「当主であろうと十二天将であろうと 個人の幸せを放棄してまで家を存続させることが美徳とも思わないな」「繭良は俺にとって特別な女性だから… だから繭良には… 自分の望む様…幸せになってもらいたいと考えている……」「最近ーろくろと紅緒を見ていて思うことがある」「俺にも心から愛せる人がいれば… もっと強くなれるのだろうか…と」と自分の胸中を吐露する。繭良はこれらの士門の言葉を聞いて赤面。彼女も「ずっと近くに感じてたろくろが… 今度こそ手の届かないところに行っちゃって」「キレイさっぱり忘れなきゃって思うのに それでもまだ心のどこかにしこりを残しちゃってる自分がいて……」と自分の胸中を打ち明ける。それを聞いた士門から、「それはあまり健全な状態ではないな」「完全に忘れる必要はないと思うが引きずるのは看過できない 引きずって得られるモノなどひとつもない」と言われ、「そこまで言わなくても分かってるってば!!」と言う。
そして、「だっ…だったら 士門がっ…忘れさせてくれるって言うの……?」と言ってしまう。その言葉を聞いた士門は赤面しながら、「…… 俺…が!?」と動揺する。繭良から「どうしてそこまで照れるのっ…!?」と言われた際、噛むほどであった。結局士門は照れてその場から去ってしまう。
24巻収録の87話では、前述の一件から、二人ともぎこちない様子であった。また、二人で一緒に話し合いに来た際、恵治と雲林院憲剛の二人から、からかわれていた。