概要
小学館ビッグコミックスペリオール2019年14号から2024年4号まで連載され(全106話)、ビッグコミックス全十二巻が発売中。
2024年に実写映画化。同年9月6日公開。主演は柳楽優弥。監督は堤幸彦。2人のタッグは『包帯クラブ』以来となる。主題歌はオリヴィア・ロドリゴの『ヴァンパイア』。1年前にリリースされた作品でドラマ『ブラックファミリア~新堂家の復讐~』でも主題歌として使用された名曲であり、映画の世界観に合わせ乃木坂先生が日本語訳を担当した。
なお、製作時点では原作が連載中だったため、乃木坂先生との協議を経て結末は映画オリジナルのものへと変更されている。
ストーリー
児童相談所に勤務する夏目アラタは、結婚に夢を見たことなど一度もない30代、独身。
そんな彼はある時、訪問先の子供から奇妙な依頼を受ける。
それは、自分の代わりに「ある死刑囚」に会って欲しいというものだった……
(公式サイトより引用)
登場人物
児童相談所に勤務する30代男性。自身が母親とすれ違うような少年時代を送っていたためか「結婚」に夢など抱いていない。またその少年時代から結構やんちゃだった。
担当児童・卓斗から「父を殺した犯人に代わりに会って欲しい」という話を受ける。
通称「品川ピエロ」と呼ばれる都内で起こした連続バラバラ事件の犯人である女性殺人鬼。
21歳。現在は東京拘置所に収監されている。
逮捕時はピエロの化粧をした肥満体系の女性であったが、現在は肉が落ち線の細い女性の姿になっている。
桃山香(演:丸山礼)
アラタの先輩にあたる児相職員。愛称は「桃ちゃん」。ややふくよかな体形で、そのことを気にしているらしく、他人から「ポッチャリ」と言われると「うすポッチャリです」と訂正する。
アラタが桃山を好みのタイプだと発言したために興味を持った真珠から手紙を受け取り、宮前に相談。「会ってあげてほしい」と宮前に頼まれたこともあって、真珠と面会する。
面会の場では真珠にしぐさや言葉遣いを真似されて不気味に思い、結婚できない女と見下されて憤慨したが、その後真珠からしおらしい手紙を受け取って面会時の真珠の振る舞いは「試し行動」だったとして理解を示し、「真珠ちゃん」と呼びより親身になる。
宮前光一(演:中川大志)
真珠の弁護士。1審で弁護団の一人として真珠の弁護を担ったが、真珠が幼かったころに明らかな虐待をうかがわせる姿を何度か見かけており、同情していた。そのせいあってか再会した真珠の無実を信じ、控訴審では手弁当で弁護を申し出た。
当初、真珠が見せていたか弱げな姿が本性では無いとわかった後でも彼女の無実を信じ続け、新たな証人を見つけ出すなど真珠のために奔走している。
関連動画
『夏目アラタの結婚 』1・2集 PV
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