「それじゃあな 夜島学郎」
この項目は単行本未収録のネタバレ情報を含みます。 |
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概要
人に仇なす怪物・幻妖の中でも祖である「鏖」が分類されるレベル5を除けば、最高位とされるレベル4の個体。
作中では、長らく人目を忍んで生活しているらしく、主人公とも因縁深いらしい。
現在、謎のレベル4の幻妖集団の一員として暗躍している。
人物
二色の混じった長髪をした和装姿の好青年。味方に限らず敵に対しても穏やかな口調で接しており、常に余裕を見せた態度をしている。
しかし、幻妖らしく人に容赦なく攻撃を加える他、話し方や態度に反して命令に逆らえば殺すと穏やかな笑顔で人間を脅す。
レベル4として発達した高度な思考力が備わっており、幻妖として人を害する本能よりも目的を優先する理性を有している。
学郎の事を昔から知っている口振りであり、学郎自身が父を殺された時と思しき回想の中にも彼らしきシルエットの影が登場している描写があるが、果たして……。
また、普段は人間社会に紛れて生活しているらしく、「西屋利行」として生活しているらしく、近所の子供等にも認知されている。
能力
まだ詳細な能力は明かされていないので実力は未知数。
ただ、レベル3ですら討伐にはレベル3用に訓練された一旗戦力(代葉や四衲並の隊員)が七名以上から成るチームと特旗戦力のみしか受けられないというのもあり、それ以上であるレベル4となれば言わずもがな。
分体とはいえ狂骨を一瞬で破壊し、実力者の代葉と四衲、七咲が気配だけで身を竦めて逃げ出す気力すら失う威圧を放てるほどである。
42話では本人の言う通り他の幻妖を服従させる能力があり、他人との契約下にある幻妖でも時間をかければ服従してしまう。
作中では改造した透明な幻妖を用いて対象の動きを封じるという小細工も見せた。
耐久力についても、陰陽寮でも1%未満の特旗戦力の中でもさらに選りすぐりである隊長の鶤狩兵一から攻撃を受けて飄々と笑っている他、欠損した手足を即座に再生していた。
さらに、普段は強力な結界により幻妖が一切立ち入れない鍔女山にも難なく侵入したり、複数の女性を媒体に「鏖」にすら閉じ込めるのに通用するとされる結界から抜け出す古い術を知っている。
上述の性能を備えた上で、レベル4が持つ切り札の盡器も有しており、まだその実力は計り知れない。
活躍
初登場は鍔女山の美執村。
鵺の復活に必要とされる道具を狙っており、村を学郎たちよりも先んじて侵入し、警備の陰陽師を蹂躙した上で道具を回収。
しかし、烏天狗の結界によって閉じ込められた事で村の女性を集めて結界からの脱出を図り、逃走しようとした学郎達の前に現れる。
一瞬で狂骨を倒した上で、分体を犠牲にした彼の拘束すら物ともせずに学郎たちを圧倒する。
しかし、途中で鵺の介入と鶤狩の攻撃によって撤退せざるを得なくなり、仲間の協力を得て山から脱出する。
その後は、西屋利行として入店した店でレベル4集団の面々と作戦会議を開き、「鏖」復活に向けての方針を共有する。
人間関係
昔から知っているという口振り。
また、学郎の過去の記憶にも彼らしきシルエットが現れている。
同じ幻妖且つ本来なら復活させたい「鏖」だが、互いの目的から敵対関係。鍔女山での作戦も、鵺の復活阻止の為に動いていた。
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