鶤狩兵一
いがりへいいち
「わりと良い目をしていると思ったよ 目だけだけどな」
この項目は単行本未収録のネタバレ情報を含みます。 |
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メッシュの入った長い髪に、左目の下には刺繍が入った女性。
夜島学郎含む六人の隊長の中では最も小柄であり、とても幼く見えるが時系列等から少なくとも23歳以上としっかり成人。
会議では他の隊長に気後れしないどころかテーブルに足を乗せた状態で堂々と話し、鵺と共に飛び入り参加した学郎を威圧しただけで何も言えなくする迫力の持ち主。
だが、高圧的な態度に反して人一倍責任感が強く、隊長に任命した学郎の支部の業務は他の隊長と共に面倒を見たり、学郎たちが危機に陥った際には鵺に謝罪の一報を入れ、現場へ急行した。
四衲にも慕われており、仲間を守れず意気消沈していた学郎を励ます優しさを見せ、隊長として情けないと自嘲しながらも殉職した部下の墓参りをやめられない仲間想いな一面がある。
学郎の父親・夜島拓郎を師として仰ぎ、間違いなくあの人が一番の隊長だったと尊敬している。
初登場は鵺の封印場所として、新たに支部を設立する上で隊長を決める為に開かれた会議に参加した時。
当初は真意の分からない鵺や実力不足な学郎の覚悟を見定めるべく威圧的に接していたが、彼を隊長に認めた後も鵺と連絡して第六支部を見守る。
美執村の一件では、学郎達の窮地を救うべく参戦。
現場を支配していたレベル4の幻妖・夜行と戦い、撤退させた。
学郎とは事件後に墓参り中にばったり出会い、今回の事態を一人で背負い込む学郎を激励して去った。
戦闘時は、兜や甲冑をした鎧武者のような外観の霊殻(盡器を極限まで鍛えた事で獲得する霊衣の最終形態)を纏い、攻撃手段として大太刀の盡器を用いる。
討伐隊の隊長を務める実力者。
陰陽寮では、討伐隊員として1%未満しか存在しない特旗隊員(単純計算で代葉の十倍の実力)の中でも特旗になるのと同難度の条件を複数パスしなければなれない隊長である。
その実力通り、狂骨含む学郎達を圧倒した夜行を撤退に追い込んだ。
地面や家屋が大きく抉れる威力の一太刀を放ち、狂骨すら拘束した改造幻妖の正体を瞬時に看破する洞察力、それを即殺したりレベル4の背後を取る素早さを持つ。
また、台詞から戔房の式神に対抗しうる出力の式神も所有している模様。