概要
ニコニコ動画・YouTubeにて2024年より展開されている、動画制作者・超ドー帝氏の二次創作動画シリーズ。作品の題材は「遊戯王シリーズ」(遊戯王OCG)。
「ダメージを受ける前にそのダメージの回数+ダメージの数値が1000ごとに1枚をデッキの上から捲って使用できる」という効果のカードがOCG内に複数存在。その運要素を多人数戦にアレンジして落とし込んだ、「初心者でも楽しめる」をモットーとしたゲームである。
作中ゲーム内のルール
・最後のプレイヤー以外のプレイヤーの最初のターンは直前のターンのプレイヤーにしか攻撃できない(先攻1ターン目は攻撃できず、後行1ターン目は攻撃できるのを多人数戦での再現)
最後のプレイヤーから好きなプレイヤーへ攻撃できる
・カードの効果の「相手」はそのカードを使用するプレイヤー以外の1人のことで、使用したプレイヤーにも及ぼす効果は全てのプレイヤーに効果を及ぼす
例)サンダーボルト 1人のプレイヤーの全てのモンスターを破壊
例)ブラックホール 全てのプレイヤーの全てのモンスターを破壊
・ダメージを受ける前にそのダメージの回数+ダメージの数値が1000ごとに1枚をデッキの上から捲って使用できる
この捲ったカードを使用している間はお互いにダメージを受けない(効果ダメージを与えるカードを捲り使用してもダメージが発生しない)(捲り中に捲りが発生するという処理が発生しうるため)
使用しない場合は手札に加わる
・モンスターカードが捲られた場合
召喚、特殊召喚は無効化されず、チェーンを組まれない
召喚、特殊召喚ができない状態でも本来のメインモンスターゾーンの上限を守っているのなら場に出すことができる
本来のそのモンスターの召喚方法を全て満たしたものとして召喚、特殊召喚扱いで場に出すことができる(リリース元は必要としない)
・魔法、罠カードが捲られた場合
発動条件を無視して効果を適用する
「無効にされず、チェーンを組まれず、場の耐性や効果を無視して使用できる」
永続(使用後、場に残るカード)以外のカードは魔法罠ゾーンがあいていなくても使用でき、使用後は通常の発動処理と同じように墓地に送られる
この捲りのカードで戦闘を行うモンスターが減った時、戦闘ダメージを受けない(公式のダメージステップの時に戦闘を行うモンスターがいなくなった処理と同じ)
効果ダメージで捲った時、その効果ダメージを発動したカードを捲ったカードで無効にすることでその効果ダメージを受けない(また永続効果で効果ダメージを変化させるカードを捲りから使用することでその処理となる)
・復活チャンス
敗北になったプレイヤーは敗北してから一周休みの後、二周目に生き残っている全てのプレイヤーと同時にサイコロによる対決を行い最も低い目を出したプレイヤーのライフポイントの数値を半分にし、その数値分のライフポイントで復活してターンを得る(初手5枚、ドローあり)
(最も低い目が敗北したプレイヤーの場合、復活せずに次のプレイヤーにターンが移る 二周目に復活出来なかったプレイヤーは三周目に復活チャンスが再び訪れ、これは試合が終了するか、復活が成功するまで繰り返される)
・デッキアウトのルールの変更
デッキが0で引けない状態でも負けず、そのデッキが0のプレイヤーが自身のターンでターンが終了した時に敗北する
・相手ターンに効果を使用したフィールドのモンスター
相手のターンに効果を発動したフィールドのモンスターにはその効果の処理後に、次の自分のターンがくるまで「効果使用済みカウンター」が置かれる
このカウンターが置かているフィールドのモンスターは効果の発動ができない
ターン制限がないモンスターもこのカウンターが置かれるため実質的に制限がかかる
また、①、②とで二種類とも相手ターンに使用できる効果の場合、どちらか片方でも効果を使用すればその処理後にカウンターが置かれる
これは「カウンター」が置かれる処理であるため、一度フィールドから離れれば「カウンター」は取り除かれる
・デッキ構築
主に二種類ある
①通常のデュエルで使用しているリミットレギュレーションを守ったデッキ
②1種類のカードのみ3枚でそれ以外は1枚ずつの変則ハイランダーデッキ
どちらも共に40~60枚
①は専用のデッキを構築することなく始めてこのルールで遊ぶ人もすぐに参加できるようにとしている
②は禁止カードに活躍の場を与えるためにハイランダー構築となっており、その中で1種類のカードだけ三枚入れることができる理由は同名が複数採用していることが前提のカードを使用できるようにするため(サンダードラゴン、青眼の究極竜、トラップトリックなど)
・特殊勝利のあるカード
原則として勝利が無効となる(デッキに入れてもよいがそのカードによる勝利は訪れない)
但し、プレイヤー間で問題ないのであれば使用してもよい
その際、勝利条件を満たした時に「勝利カウントを1つ」追加した後、自身のカードを束ね次の自分ターンに再びゲームに参加する そして勝利カウントを最速で3つ集めたものの勝利などの変則ルールで遊ぶと面白いかもしれない
・まとめ
多人数戦はカジュアルなフォーマットであるため、運要素を強くしている
完全耐性や、発動させないロック、無効だらけの盤面も「ダメージ」を受ける前のデッキ捲りで出たカードで突破できるようにしてある
また復活ルールによって、1人狙いが無くなると同時に、負けても最後まで何が起きるかわからないようにしてある(デッキの捲りと復活の2つによってデッキやプレイヤーの実力差を限界まで減らしている)
「効果使用済みカウンター」によって縛りを設けて「誰のターンに妨害するのか」と戦略を生むと同時に、意図的にヘイトを集めるようにしている
捲りルールのシステムでも、攻撃すると相手に大きなアドバンテージを与えるため、基本的に自分の次のターンのプレイヤーは狙わず、自分の前のターンのプレイヤーを狙うのがセオリーで、これも一種のヘイト行動を要求している