概要
作者は富士茄鷹氏。
タイトルの元ネタからも分かる通り、一言で言えばギャグ時空のエヴァンゲリオンで、とにかく色々な意味でキャラが暴れまくるカオスな様相が特徴。
パロディや中の人ネタ、更には他作品ネタのみならず、他作品キャラの出演などかっ飛ばしていくのも見所。
ちなみに「富士茄鷹のエヴァ本」というタイトルで同人誌としても出しており、2021年12末に開催されたコミックマーケット99に出展した。だが、作者が委託したサークル主がノリで3000程印刷してしまい、その途轍もない部数に頭を抱えていたそうな……。
注:この画像はイメージですが実話です。
なお、本作はラミエル戦まで描かれているが、アスカ編が続編として存在している模様。
おもな登場キャラクター
主要EVAパイロット
EVA初号機の専属パイロットである「サードチルドレン」にして、本作の苦労人その1。
女みたいな顔をしているせいで(それを聞いたシンジはその人物を思い浮かべた)、事ある毎に女装やコスプレをさせられたりするなど、原作とは違った形で気苦労が絶えない(そもそも作者が元凶だったりするので)。
とは言え、悲惨な目に遭った原作と比べたらまだマシかもしれない。
ある世界線ではマジで女性であったりする。
EVA零号機の専属パイロットである「ファーストチルドレン」にして、本作の問題児その1。
まず、原作で見られた寡黙で儚げな雰囲気が吹っ飛ぶレベルの極めて感情表現が豊かになったのは序の口で、事ある毎にアスカへのセクハラ行為(盗撮やボディタッチ、脱がすetc.)を働くガチレズの変態淑女となった。シンジの女装もイケる口であったりするが、ゲンドウとポッキーゲームする時は原作顔でハッキリ断った。
一時期初号機のシンクロした経験があり、シンジが初号機を早い時期で上手く動かしている事にはかなり拗ねている模様。
また、かなりのマイペースであり、イスラフェルでは勝手に零号機で出撃し、サハクィエルでは重要な計画であるロンギヌスの槍を持ち出して迎撃を試みた。
暗所恐怖症であり、お化けを怖がっているようだが、上記のセクハラ行為のせいでアスカからは面と向かって「あんた自体がお化けみたいな設定」と言われてしまう。
食い意地も張っており、原作では苦手だったお肉(チャーシュー)を美味しそうに見つめている他、アイスクリームを落としただけで大泣きした事も(どうやって機嫌を直したかは、お察しください)。
アスカが好きになるようプログラムされているのか、たとえそっくりさんであってもアスカへのセクハラはやめる気が無い。なお、原作より発育がいい。
EVA弐号機の専属パイロットである「セカンドドチルドレン」にして、本作の問題児その2&本作の苦労人その2。
レイと比べれば原作に近い性格であるが、そのレイの暴走気味のセクハラの被害に遭ってしまう事も。恐らく一番レイの餌食にされている。
なお、シンジが女装させられる原因を作ってしまうが、最近はとばっちり(?)を喰らう事が多い。
サハクィエル戦で零号機が持ち出したロンギヌスの槍を見た途端、トラウマを思い出して発狂してしまう。
彼女に限った話じゃないがたまに関西弁になる。しかもお色気要員気味。
新劇場版で登場した「後のシンジのパートナー」にして、本作の問題児その3。
ポッキーゲームでシンジに迫るわ、私がプレゼントと言わんばかりの格好でアスカを追い回してる。
特務機関NERV
特務機関NERV戦術作戦部作戦局第一課に所属しているシンジの上司にして(一応)保護者。
サハクィエル戦ではEVA3体で総出で受け止める、という呆れるほど安直な脳筋作戦を指示した。
新劇場版:Qではノリと勢いで世界が大変なことになっておきながら、だが私は謝らないとカマしてしまう。
特務機関NERV技術開発部技術局第一課所属にして、E計画担当・エヴァンゲリオン開発責任者。
クールな性格ではあるものの、伊吹マヤの腹黒い一面にそれが崩れるレベルで面食らってしまった。
特務機関NERV総司令にして碇シンジの父親。
この作品も例に漏れず、二次創作やファンアートでよく見られるユーモラスな人物像となっている……と言うより時々どっかのマダオに乗っ取られている気がする。つーかもはやその人。
ポッキーゲームをする時はレイとならテンションを上げたり、(彼にとっては)計画に重要なロンギヌスの槍をレイに持ち出された時は人目にはばからず取り乱してしまった。
特務機関NERV副司令。
シンジの女装姿でいい笑顔になった。
頭部がどっかで見覚えのある誰かさん仕様になるが、やはりシンジの女装姿の前にはっちゃけ具合が隠しきれていない。
ブルーウォーターを探し求めているようだが一体誰が持っているんだろうか……?
特務機関NERV本部オペレーター。
EVAのパイロットの醜態(?)を見て腹黒い表情で「ゴミ」と毒を吐くことが多い。
特務機関NERV本部中央作戦指令室に務めるオペレーター兼綾波の家政婦。
趣味が司令部で寂しくエアギターのせいか、ミサトに「エアギタロン毛」とあだ名を言われた。
一方でシンジが女装させられた事をアスカとレイの仕業と把握したり、取り乱したゲンドウに対しては呆れるなど、冷静(?)に状況を把握している。
ぶっちゃけ本編より優遇されていると言ってもいい扱いを受けている。
特務機関NERV特殊監査部所属の諜報員。
少なくともロリコンの気はない。
とある世界戦ではアムロとシャアとの戦いでトラウマを思い出したかのように叫んだ
- 式波レイ
ある世界線で登場していた「ファーストチルドレン」。
ロング綾波の髪型を式波にした容姿となっている。
わがままばかりで碇ゲンドウの悩みの種(なお、その事をシンジにぶっちゃけたが、案の定育児放棄したことを突っ込まれた)。
何かと先輩風を吹かせるが、いらない子扱いされると酷く落ち込み、加えてシンジが初号機を早い時期で上手く動かしている事にはかなり拗ねている。
作者が言い間違えてしまい、上(恐らくサークル主)に「描け」と言われた結果生まれた。
第3新東京市立第壱中学校
第3新東京市立第壱中学校2年A組における碇シンジのクラスメート。
彼らもシンジに女装をさせていたが、当然ながらシャムシェル戦後にボッコボコにされてしまったのであった。
なお、女装させられたシンジのある場面で奇妙な感情が芽生えたそうな……。
使徒
シンジを救う為に再走を繰り返す「愛・戦士」第17使徒タブリスにして、本作の問題児その4。
原作と異なり滅茶苦茶ハイテンションになっているが、これは何周もシュタインズゲート(動詞)して頭がカオスヘッド(形容詞)になったから。
そして彼もまた女装させられる運命である。
何故か女体化していた世界線もあったようだが、変態全開でやっぱりシンジは助けてくれなかった。
第3使徒。昼から夜まで初号機を待っていた空気の読める使徒。
シンジの駆る初号機と戦うが、初号機を奪われて大いに拗ねたレイが同乗したせいで、まともに初号機の操縦に集中できないシンジの光景を顔を掻きながら見つめていた。
彼(?)の反応がどんなものなのか、それは神(というか作者)しか知らない。
とある世界線ではアムロの駆る初号機の背面バズーカ(ノーロック)で殲滅させられた。
第4使徒。
バカ二人……もとい、トウジとケンスケに女装させられてヤケクソ気味のシンジが駆る初号機にボコられて殲滅させられた。
この時初号機のシンクロ率はゴミだったが、それをものともしないくらい初号機側が優勢だったようだ。
第6使徒。かしこい。
弐号機と交戦する筈が、シンクロ率がゴミだった為に海に転落した弐号機を楽しそうに眺めていた。
この戦いがアスカがの初戦になるはずだったが、レイとシンジが同乗していたため無惨な形で終わってしまった。
第7使徒。
シンジの駆る初号機とアスカの駆る弐号機と交戦するが、何故か司令室に待機命令されたハズのレイが零号機(改)で出動してしまったせいで、二体同時に撃破する作戦が瓦解。
しかもレイが駄々を捏ねたせいで、それに見かねたイスラフェルが三体に分裂してしまった。確かにレイに気を効かせているだろうが、ハッキリ言って難易度が上がっただけである。
とある世界線ではアムロの駆るνエヴァンゲリオンに殲滅された。
第8使徒。
原作同様、浅間山火口に引きこもり……潜伏しており、羽化した状態でマグマの中にダイブした「D型装備」の弐号機と交戦する。のだが、まさかのスーパーイナズマキックを食らって殲滅。
余談であるが、この時のレイはバスターコレダーをカマす時のカットインだったり、件のスーパーイナズマキックも見事なまでの再現率を誇っている。確かに元ネタはかの人物繋がりではあるが。
第9使徒。ラミエルの下位互換(作者談)。
原作以上にうたれ弱く、アスカが蹴っ飛ばした鉄板を食らっただけで殲滅させられた。
これにはアスカもドン引きしたのだが、正直自分の背丈よりも大きい鉄板を遠く離れたマトリエルに直撃させる程のキック力を発揮したアスカも大概である。
第10使徒。
原作同様、EVA三体で止める脳筋戦法に挑むはずが、成層圏にいる位置にいるにもかかわらず、零号機が持ち出したロンギヌスの槍の投擲で殲滅させられた。
まあ、弐号機の駆るアスカはその槍を見てパニックになるわ、初号機の駆るシンジは例のごとく女装させられてしまい、心労のあまりポジトロンスナイパーライフルを持ち出して一人ヤシマ作戦&射撃訓練モードになる体たらくであったが。
旧作におけるシャムシエル。とある世界戦ではアムロが搭乗する初号機にジーグブリーカーをキメられて殲滅(ご丁寧にもあの台詞も言った)。
旧作の第5使徒ラミエルと同様滅法強い遠距離攻撃を備えた使徒だが、アムロに難なくかわされた挙句、逆に撃ち抜かれて殲滅された。
旧作では最強とも言われた強力な第14使徒ゼルエルを新劇場版に合わせて更に強くリメイクされたかのような圧倒的な力を持つ使徒であったが、シャアとアムロの戦いに巻き込まれ、戦うことなく流れ弾で殲滅される。合掌。
他作品のキャラクター
宇宙世紀で颯爽と活躍したニュータイプ。姿からして第二次ネオ・ジオン抗争のものと思われる。
ニュータイプ特有の端折った発言でゲンドウに突っ込まれるが、少なくともゲンドウの態度に怒りを示しただけでなく、彼の真の目的に感づいていた。
作中人物の中では比較的常識人なのだが、サキエルをノールック狙撃の一撃で倒す、シャムシャエルにジークブリーカーをかます、ラミエルの光線を回避&狙撃で一撃必殺する、イスラフェルをヤリファンネルで同時撃破する等やりたい放題。しかも作中被弾無しで、唯一シトファンネルが当たりそうになってもファンネルバリア+ATフィールド+オーラバリア(!?)でノーダメで防いでしまった。本当になんなんだよあの天パ。
ご存知、赤い彗星にしてアムロのライバル。姿からして一年戦争のものだろう。
赤いからという滅茶苦茶な理由でEVA弐号機を奪取したり、アムロと戦いたいからという滅茶苦茶な理由で14年前倒しでヱヴァンゲリヲン13号機を作らせて大暴れを繰り広げた。
なお、EVA弐号機の強奪を目論むシーンで彼が放ったセリフは冬凪れく先生に寄る漫画が元ネタなのだが、これに対し先生本人がリプライを飛ばすという事態が発生した。
エヴァンゲリオン
EVAシリーズのプロトタイプ。
EVAシリーズの実験機。複数人が同乗した事もある。
EVAシリーズの先行量産型。こちらも複数人が同乗した事もある。
耐高熱高圧仕様「D型装備」はアスカには駄々を捏ねるレベルで大変不評であった。
本作品オリジナルのEVA。ストロングゼロをキメて思いついた、らしい。
白と黒を基調としたカラーリングや、内部にサイコフレームを仕込まれたエントリープラグ(当然光りだした上に、たまにゲッター線も漏れる)、月まで届くヤリ・ファンネル、ポジトロンライフルに見せかけたKARASAWA-MK2、どっかから調達した宇宙輸送機の船底を利用した耐熱光波防護盾を装備している。
本作品オリジナルのEVAではなくシャアの我が儘で14年前倒しで製作させられたヱヴァンゲリヲン13号機……もとい漣飛威。ほろよい3本をキメて思いついた、らしい。
赤を基調としたカラーリングで、ラミエルの残骸にゲッター線をあてたら復元したものをファンネルとして使用(たまにゲッタービームになる)。威力は高く、流れ弾の直撃で第10の使徒を倒すことすらできるがアムロにはヤリ・ファンネルによるバリアによりノーダメージで防がれる。
他にもあたり一面を更地にする程の威力を持つバスターランチャー、腹部に拡散するメガ粒子砲、近接武器としてATフィールドすら切れるトマホーク等の多彩かつ強力な武装を多数持つがアムロには当たない。なんでや