天使
魚を司る天使で、その名は「吠える神獣」を意味する。意外と謎の多い天使でもある。
大天使たちの住処である第六天を守護する役目を持つ。トゥビエルという天使の副官でもある。
また、面白いことに「オカルト哲学」という魔術書（グリモア）にはガギエルという名前が悪魔の階級名として紹介されているのである。この階級の悪魔達は大きな蛇を巻きつけた浅黒い肌の巨人の姿をしているといわれている。
それでも、本当にごく限られた文献にしか登場しないレアな天使であることに変わりはない。
使徒
初登場はTV版第8話、第6の使徒として登場した。
EVA弐号機（B型装備）と第1使徒アダムを輸送中の艦隊を襲った使徒。
その姿は深海魚やシャチに似ている。また、頭頂にはサキエルと同じ顔がついていおり、口の中にコアが存在する。
浮遊及び飛行しない使徒を除けば最大級の体格を誇り、全長は空母をも遥かに上回る。
攻撃方法
突進
猛スピードで海中を泳ぎ、敵に突進する。
フリゲイト艦を破壊する程の威力を持つ。
噛み付き
大きな口を開け、鋭い牙で敵に噛み付く。
ガギエルの最期
起動した弐号機を水中に引きずり込むが、アイオワ級戦艦イリノイ、ケンタッキーの2隻による口内への至近距離からの同時射撃により殲滅される。
漫画版ではアスカ1人で殲滅している（セリフで触れられただけで明確な描写はないが、戦艦による射撃が止めだった点は共通している）。
間接的にではあるが、エヴァではない通常兵器によって殲滅された唯一の使徒である。
（TV版に登場したイロウルもEVA以外でトドメを刺された使徒だが、コンピュータによるサイバー攻撃なので戦闘が専門の「兵器」かと言われると微妙。放送当時はネットも本格普及前であり、専門家やマニアはともかく一般人にはサイバー戦争という概念自体あまり知られていなかった）
なお、現実には舞台となる2015年を迎える前に戦艦は全艦が退役しており（旧世紀版放映当初でも、現役復帰可能だったのはアイオワとウィスコンシンくらいのものだった）、ガギエルを殲滅したイリノイとケンタッキーに至っては1950年までに建造中止になっている。
外部出演
スーパーロボット大戦シリーズでは『スーパーロボット大戦F』から参戦。
防御力が高めなうえ水中にいるので攻めづらいが、攻撃手段が射程1、水中の相手にしか攻撃できないという弱点を持つ。得意の水中戦でもゲッター3には敵わない。
『F』では、登場が前倒しされシャムシェルより早く出現する。倒せば高額の資金が得られるが、弐号機やゲッター3以外ではATフィールドを破ってダメージを与えることが困難なうえ、一定ダメージを与えるか数ターン経過すると撤退してしまう、撤退した場合はその後二度と出てこないので、F完結編の後も生き延びている可能性がある。
『スーパーロボット大戦α』ではゲーム中盤に登場。『F』の時より戦力が整っているうえに綾波の精神コマンド「脱力」でATフィールドを封じることが可能。飛行可能ユニットで取り囲んでしまえば反撃すら受けずに倒せる。ドリームキャスト版追加シナリオではどう侵入したのかNERV本部ジオフロントの地底湖に現れるが、特に苦も無く倒せるだろう。
以降の作品には登場していない。
近年は新劇場版しかスパロボ参戦していないので再登場は絶望的である。
その他
他の使徒がアダムと誤認してリリスを狙ったのに対して唯一ガギエルのみ本物のアダムを狙っている。この事からカヲル君より賢い使徒、唯一知恵の実を食べている使徒とネタにされることがある。
新劇場版『破』には未登場。第7の使徒が映画オリジナル版となったのは、TV版第8話の原画を全て紛失した為である(今時TV版のビデオを用意するとかTV版の頃の様々な資料が描かれた本を用意するとか色々できた筈だろとは言ってはいけない)。
関連イラスト
