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名無しのアイルー

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ななしのあいるー

漫画家のユンボ氏によって描かれた『モンスターハンターポータブル2ndG』の二次創作漫画、及びその動画。とあるハンターに拾われたメラルーと、そのキッチンアイルー達が織り成す物語。

概要

漫画家のユンボ氏(投稿当時は津軽野ユンボ名義)による『モンスターハンターポータブル2ndG』の二次創作漫画。

ポッケ村の寡黙ながらも心優しい老ハンターに保護された一匹のメラルーと、そのハンターの元で雇用されているアイルーたちを主軸に物語は展開していく。

温かみ溢れる人物描写と、細部まで書き込まれた綿密な背景は必見である。

登場キャラクター

  • ナナシ

おちこぼれのメラルー

仲間のメラルー達にハチミツを盗まれて困っていたハンターにこっそりとハチミツを返してしまい、それがきっかけとなり仲間達に見捨てられ、お腹を空かして行き倒れていた所をご主人様に拾われる。

本作では「メラルーは一人前にならないと名前を貰えない」という設定で名前が無く、それでは呼びづらいと言う事で料理長のオスカーに「ナナシ」と命名される。

群れにいた頃から雑用として働いていたため掃除や洗濯、洗い物などがとても上手く、オスカーが思わず称賛するほど。

ドジな面が表に出てしまい何をやらせてもダメと思われがちだが、根は真面目で勤勉な性格であり、自分のミスを挽回するためにキッチン中の料理本を読破し、副料理長のランマルに感心された。

ハンターの亡くなった息子にどこか似ているようで、オスカー曰く「(息子さんも)何をやってもダメで取り柄も無くて人の足引っ張ってばかりだった」そうだが「でも誰よりも一生懸命で優しい人」だったらしい。

中島みゆきの曲が大好きで、ランマル達との初対面時やキッチンの掃除などの際に口ずさんでいる。…が、中島みゆき以外の曲は知らないようだ。

どうも「さ、す、そ」が苦手なようで「しゃ、しゅ、しょ」と発音している。

  • 旦那 / ご主人様

ナナシを拾った無口な隻眼の老ハンター。長髪を一つに纏め、左目には大きな傷がある。

武器は狩猟笛(マジンノオカリナ)、防具はフルフルU装備。

ポッケ村の人々にも一貫して「ハンター殿」と呼ばれており、名前は不明。

あとがきによると、顔デザイン等はゲーム内で再現可能との事(隻眼を除く)。

かなり寡黙であり、殆ど何も喋らない。

長年一緒にいるオスカーはなんとなく彼の言いたいことがわかるようだが、肯定や何かの意思表示の際には親指をグッ!っと上げる。

若い頃には凄腕のハンターとして知られており、現在は若手の育成にまわっているようだ。

妻は息子を生んだ時に亡くなってしまい、また息子も十年位前に共にナルガクルガを狩猟しに行った際に彼の目の前で亡くなってしまった。

彼は今でも「自分が付いていながら助けられなかった」と己を責め続けている。

ある日、隣村の若いハンター達の懇願によりサポートとして、ウカムルバスへと挑む事となる。

キッチンアイルー

  • オスカー

キッチンの料理長。

経験豊富でとても落ち着きがあり、無口の主人ともある程度の意思疎通が出来る様子。

実はかなりの高齢で、人間だと定年間際らしい。

  • ランマル

キッチンの副料理長。

真面目で時折り言動がキツかったりするが、本当はとても良い奴。

ツンデレらしく、たまにデレが出てくる。この性格は動画内のコメントにより決定された。

実は一番ナナシの事を気に掛けてくれていた。

  • アップル

特徴が無いのが特徴らしい。

  • トム

鍋担当アイルー。

オナベだから鍋との事。TVゲームが好き。

  • ホリー

得意な食材は穀物で、おにぎりを握るのが早い。

タレ目と呼ぶとキレる。しかしどう見てもタレ目。

モンスター

本作は基本的に裏方として働くアイルーの話なので、モンスターはほぼ名前だけの登場に留まっている。

しかし、取り分け本作ではモンスター関連の話が異様に重苦しく、ハンターもいつ何時命を落としかねない極めて危険な存在として描かれている。

オスカーとの会話シーンにて登場。

かつてご主人様とその息子が狩猟に赴いたが、その時の戦いで息子の命を奪っている。

ランマルとの会話にて登場。

かつてランマルが仕えていたハンターはその熱線ブレスの直撃を受けてしまい、骨も残らなかったとのこと。

村長によりその出現が伝えられ、ポッケ村のハンターにもその討伐への協力(サポート)が依頼された。

崩竜と呼ばれ恐れられており、歴戦のハンターといえども老体で挑めるのかとアイルーたちが総出で止めようとするほどの存在。

本編はこちら

動画はこちら

ユンボ氏自身によって動画の投稿がされている。全7話。

非常に無断転載が多く、本家を探すのに苦労する状態となっているので注意。

過去には冊子版も頒布され、「とらのあな」にて委託されていたが、2024年現在は入手不可能となっている。

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