登場人物
・ナナシ
おちこぼれのメラルー。
ハンターから盗んだアイテム(ハチミツ)を盗まれた側であるハンターが困っていたからと言う理由で盗んだアイテムを返してしまい仲間のメラルー達に見捨てられ、お腹を空かして行き倒れていた所をご主人様に拾われる。
メラルーは一人前にならないと名前を貰えないらしく名前が無い、それでは呼びづらいと言う事で料理長のオスカーに「ナナシ」と命名される。
掃除や洗濯、洗い物などは群にいた頃から雑用として働いていたためとても上手い(オスカー料理長に地味に凄いと称賛されている)。
真面目な性格で、自分のミスを挽回するためにキッチン中の料理本を読破した際には副料理長のランマルに感心された。
ランマルが言うには料理本を全て読破したのはオスカーとランマル以外では初めてでさらにナナシは勉強しながらも掃除や洗濯などの雑務も手を抜かずにやってのけていた。
ご主人様の亡くなった息子さんに内面がそっくりなようで、オスカーが言うには「(息子さんは)何をやってもダメで取り柄も無くて人の足引っ張ってばかりだった」そうだが、「でも誰よりも一生懸命で優しい人」だったらしい。
誰かと一緒じゃないと寝れないらしく、寝る時はご主人様の側で寝ている。
また、「さ、す、そ」が言えないのか全て「しゃ、しゅ、しょ」と発音している
初めて自分を「認めてくれた」のがハンターであるご主人様であり、それにより彼を大切な主人として慕う。
中島みゆきの曲が大好きで、ランマル達との初対面時やキッチンの掃除などの際に口ずさんでいる。
…が、中島みゆき以外の曲は知らないようだ。
・ご主人様
ナナシを拾った隻眼で無口な老ハンター。武器は狩猟笛。
長髪を一つに纏め、左目には大きな傷がある。
基本的には無口で殆ど何も喋らない。
長年一緒にいるオスカーもなんとなくでしかわからないらしい、肯定や何かの意思表示の際には親指をグッ!っと上げる。(`・_+)b
若い頃には凄腕のハンターとして知られており、現在は若手の育成にまわっているようだ。
既婚者であったが、妻は息子を生んだ時に亡くなってしまい、また息子も十年位前に彼と共にナルガクルガを狩猟しに行った際に彼の目の前で亡くなってしまった。
彼は今でも「自分が付いていながら助けられなかった」と己を責め続けている。
ある日、隣村の若いハンター達の懇願によりサポートとしてウカムルバスへと挑む事となる。
武器はマジンノオカリナで防具はフルフルU装備。
あとがきによると、顔デザイン等はゲーム内で再現可能との事(隻眼を除く)
・オスカー
キッチンの料理長。
経験豊富でとても落ち着きがあり、無口の主人ともある程度の意思疎通が出来る様子。
実はかなりの高齢で、人間だと定年間際らしい。
・ランマル
キッチンの副料理長。
真面目で時折り言動がキツかったりするが、本当はとても良い奴。
ツンデレらしく、たまにデレが出てくる。この性格は動画内のコメントにより決定された。
実は一番ナナシの事を気に掛けてくれていた。
・アップル
特徴が無いのが特徴らしい。
・トム
鍋担当アイルー。
おなべだから鍋との事。TVゲームが好き。
・ホリー
得意な食材は穀物で、おにぎりを握るのが早い。
タレ目と呼ぶとキレる。しかしどう見てもタレ目。
登場モンスター
本作は基本的に裏方として働くアイルーの話なので、モンスターはほぼ名前だけの登場に留まっているが、取り分け本作ではモンスター関連の話が異様に重苦しく、だいたい登場人物の関係者の命を悉く奪っている極めて危険な存在として描かれている。
そのためPixivの感想コメントや動画の投稿コメントではそのモンスターが出る度に「ちょっとそのモンスター狩りに行ってくる」「そのモンスター許すまじ」みたいな過激なコメが数多く書き込まれていたりする。
オスカーとの会話シーンにて登場。
かつてご主人様とその息子が狩猟に赴いたが、その時の戦いで息子の命を奪っている。
ランマルとの会話シーンして登場。
かつてランマルが仕えていたハンターをその熱線ブレスで骨も残さず焼きつくしたとのこと。
ポッケ村村長によりその出現が伝えられ、ご主人様にもその討伐への協力が依頼される。
しかし、その依頼を受けたご主人様を返り討ちにし、その結果としてナナシらポッケ村のキッチンアイルーを解散に追いやった(ランマルいわく「ハンターがモンスターに殺されて残ったアイルーが転職を余儀なくされることは珍しくない」らしい)。
後日、次にこのウカムルバスに挑んだ若手ハンターの一団によって遂に討伐されたことが語られる。
動画
氏自身によってニコニコ動画に動画の投稿がされている。全7話。
冊子版はとらのあなに委託されているが、記事を書いている時点(2/3)では注文不可の状態になっているので動画の閲覧を推奨。※とらのあなwebsiteにて確認。