概要
CV:岩永哲哉
第3新東京市立第壱中学校2年A組における碇シンジのクラスメート。軍事オタクでカメラマニアである。常にビデオカメラを肌身離さず持ち歩いているのが特徴。箱根山中に1人でテントをはって泊りがけでミリタリーごっこをしたりする変わり者。しかし、一方で14歳とは思えない鋭い人間観察眼を持つ。
同じくクラスメートの鈴原トウジとは全く異なる性格ながらも不思議と気が合うようで、大抵行動を共にしている(当初シンジを快く思っていなかったトウジが彼と和解することになったのも、ケンスケがEVAと使徒の戦闘を盗み見るのにトウジを誘ったのが発端である)。アスカやヒカリからは、シンジ・トウジ共々「3バカトリオ」と呼ばれている。
父親がNERV職員で、その情報をしばしば興味本位で盗み見ている模様であり、そのため北米のNERV第2支部消失事件やEVA3号機の日本への移送といった極秘情報をシンジよりも早く知っていた。戦闘マニアらしくEVAのパイロットになることに憧れており、フォースチルドレン選出の噂を聞きつけるやミサトに直談判をしに来たほど(即時却下されたようだが)。
トウジと並ぶシンジの親友だったが、3号機暴走事件によるトウジの退場を機に疎遠になってしまい(負い目を感じ、そして現実に絶望したシンジの側が顔を合わせようとしなかったためだと思われる)、そのまま物語終盤に海外へ疎開、以降劇中に登場する事は無かった。
漫画版では、クレーンゲームを蹴り飛ばすアスカに一目ぼれした挙句、彼女にカツアゲされて喜ぶという上級者の一面を持っていたが、アスカの認識が「シンジはミジンコ、トウジはゾウリムシ、相田はミトコンドリア」だったので、大した進展はなかった。留守電でシンジに半ば絶交を言い渡すような形でフェードアウトするが…。貞本義行のTwitterではこのように語られている。
ANIMAでは17歳となり見習いとしてだがネルフJPN情報部に加入、加持と共に地下に潜ったゼーレの足取りを追っている。
ゼーレの情報を得るため独断でユーロとの取引を行い本拠地を抑える事に成功、ゼーレの正体や世界の真実を知る事となるが、その独断によってある悲劇が引き起こされてしまった上、自身も代償を支払う事となる。
新劇場版でもマニアっぷりは変わらず、加持から海洋生物研究所の社会見学に招待された時は非常にはしゃいでいた。
『Q』以降の真相は、「シン・エヴァンゲリオン劇場版:||」のネタバレを含みます。
その他
トリビア
名前の由来は、村上龍の小説『愛と幻想のファシズム』の登場人物、相田剣介から。
『アイハラ』君?
新劇場版二作目『破』の劇場公開時、ミサトの台詞の中で「相田君」ではなく「相原君」と呼ばれていた。もちろん当時の脚本のミス(あるいはミサトの中の人の読み間違い)であり、DVD・BD版ではちゃんと修正されているのでご安心を。
隠された真実
EVAパイロットがクラスメイトとして3人(トウジも含めるならば4人)いる2年A組。同じクラスにEVAパイロットがいるのは実は偶然ではなかった。
ネタバレがあります
EVAのパイロット選定はマルドゥック機関なる組織によって行われているとされていたが、そのマルドゥック機関そのものは実のところ実態がない幽霊組織であった。
なんと第壱中学校2年A組そのものが、チルドレン候補者となる少年少女達で集められたクラスだったのである。
もうおわかりであろう、トウジが何故3号機パイロットに選ばれたのか。しかもあれだけEVAパイロットを夢見ていたケンスケも実は候補者だった。それどころか無縁と思われていた委員長ことヒカリもである。勿論、クラスの光景で見かけたモブのクラスメイト達さえも…。
この2年A組の裏に隠された真実をクラスの誰一人も知らないまま第3新東京市壊滅の日まで学園生活を送っていたのである。
関連タグ
盗撮…TVアニメ版のアスカの写真を売っている場面で背景に女性徒の更衣室を写したと思われる写真が存在する。この事から一部の二次創作で性犯罪者扱いされてキャラを改悪されている。