天外真理阿
てんがいまりあ
能力 | 予知能力 |
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CV | 水谷優子 |
東北の山奥に隠れ住む、超能力を持つ一族で生まれ育った少女。
祖父や弟・富三郎と共に村を脱出。家族の仇である「十三使徒」を探しながら都会で生計を立てていたが、その最中に主人公の来留間慎一と出会う。
強力な予知能力を持ち、戦闘時にはそれを活かしたサポートに回る事が多い。ただし、自分の危機は予知できないうえに彼女自身は非力なので敵に捕まり、殺されそうになったり人質にされることも多い。
また、名前が示す通り彼女こそが聖書に記された聖母マリアであり、いずれ神を産むと予言されていた為、敵である十三使徒陣営からも重要な存在と見做されていたのだが……
続編の『真説 魔獣戦線』では彼女によく似た姿の少女・真利阿が登場。引き続きヒロインとして活躍する。
『魔獣戦線』終盤にて真理阿は十三使徒の部下により、誤って瀕死の重傷を負わされてしまう。自身の死を察した彼女は、慎一に「私を捕食してその力を取り込み、神に立ち向かって欲しい」と懇願。やむなくその願いを聞き入れた慎一が彼女の亡骸を貪り食らい、神に復讐することを誓うシーンで本作は完結を迎えた。
『真説 魔獣戦線』に登場した真利阿の正体は、富三郎が姉の細胞から作り出したクローンだった。戦いの末に真利阿は十三使徒の手に落ち、使徒たちの本拠地バベルの塔へ連行されてしまう。その地下深くに存在する「神の装置」へ連れていかれた真利阿だが、そこで彼女は恐るべき真実を知る。
「神」とはこの宇宙を造った思念体の事であり、彼らがビッグバンを起こして宇宙を誕生させたのは「時天空」と呼ばれる無限の存在を足止めする為だった。生命とは時天空に対抗するための兵器であり、おのれら同士で食い合う事により進化し、より強大になっていく。その過程で星々を喰う魔物や宇宙を消滅させる機械のバケモノが生まれる可能性があるが、そうなったときは宇宙をリセットして再度兵器を作り直すつもりだという。そして、ビッグバンで崩壊した時天空の欠片が一部再生し、星々を破壊しながら地球へ迫っているというのだ。
真利阿は再び慎一と融合。更に彼と戦っていた宿敵・来留間源三をも取り込み、巨大な魔獣となって永劫の戦いへと旅立っていった……