概要
江戸時代は罪人の年齢や身分、性別、職業、さらには捕縛やお白州裁き、拷問など状況によっても縛り方が違っており、実際には女囚縛りと呼べるものは複数存在する。
なお当時は「女縄」と呼ばれていた。
(↑クリック推奨。複数の女縄の解説が見られる)
現代ではその中でも「大菱縄」が最も知られており、専門書でも女囚縛りというと大菱縄のことを指すことが多い。
大菱縄
一見すると菱縄縛りの輪っかを一つだけにして大きくしただけのバージョンに見える(「大菱縄」の異名もそれが由来である)が、腕もしっかりと胴に固定されているのがポイントで、高手小手同様、縄抜けが簡単にできないようになっている。
現代の緊縛としては見た目の派手でわかりやすい菱縄縛りや亀甲縛り、マスターしやすい高手小手などに比べると、縛り方や効果がわかりづらく、だいぶマイナーな感じがある。
しかし時代劇ではよくされる縛り方のため、名前は知らないけど見たことはある、という人は多いだろう。
官能美という観点からは、胸を守るかのように縄をかけまくるような高手小手に比べると、胸をそのままの形で無防備で晒すという点で羞恥心を煽る効果がありそうだ。また罪人というイメージからも、羞恥心をくすぐるのに効果的といえる。
胸をはだけさせたり、触って楽しむプレイでも向いている。
縛り手によっては、菱の大きさを絞って胸を強めに縄で囲うように挟み込み、高手小手のような効果を狙う場合もある。
逆に簡易的なものだと、胸の上に縄でバッテンを作るだけの型もある。
関連イラスト
関連項目
五花大绑…中国版女囚縛り