概要
ふたなりなどの身体改造を主軸にしている作品としては、かなり初期のものとなる。
2019年4月、作者が逝去し、本作は絶筆となってしまった。
1980年代〜1990年代前半に雑誌連載された作品にもかかわらず、「伝説の救世主として異世界に転移・召喚されたのに、大した活躍をしないまま悪者達に捕まりふたなり改造」「寄生虫(と称するバカデカい触手)に寄生&洗脳され、その状態で自分を助けようとしてくれた女の子をレズレイプ」「浣腸による腹ボテ」「全裸かつふたなりチンコがフル勃起した状態で町中を連れ回され、衆人環視の中、オナニーショーを強要される」「寄生虫の卵を産卵」とやりたい放題の内容である。
また、何げに「ひぎぃ」という台詞が使われた最も早い作品の1つ。
ちなみに、作者は主人公(=メイン・ヒロイン)が四肢切断される展開もやろうとしたが、流石に編集者に止められた。
なお、前述の通り、主人公は伝説の救世主になる運命の筈……にもかかわらず、あっと言う間に悪者によって肉奴隷として改造・調教されたせいで、「自分が伝説の救世主である」という自覚が全く無い。
「自分を卑しい雌豚で生まれ付きの淫乱のマゾだと思い込むまでに調教・洗脳された主人公がエロ酷い目に遭い続ける話と、その主人公の与り知らぬ所で、舞台となる世界を二分する勢力が主人公の争奪戦を繰り広げる話が同時並行で描かれる」という、見方によってはある意味でシュールな物語となっている。
あらすじ
普通の女子高生だったマヤは突然、ヴァリゼリウス共和国連邦とゾル=ディアック帝国とが二分する異世界・ヴァルゼリウス銀河に飛ばされてしまう。
共和国側の辺境にある惑星・エストリーダにたどり着き奴隷にされてしまうもなんとか脱出を試みる。
OVA
TDKコアから発売されていた18禁OVAシリーズ『クール・ディバイシスシリーズ』のVol.8・9として、前後編に分けて発売されていた。
余談
- 本作にはスターウォーズシリーズのオマージュが随所に見られ、21世紀になってからの一般的なファンタジーの異世界転生/転移ものとは違い、舞台になっている世界は「別の銀河(地球と同じ宇宙に有るのかは不明)」であり、「剣と魔法の世界」であると同時に移動手段として宇宙船などが使れたり、明らかにロボットに見える外見のキャラも登場している。
- 作者のこんどんと氏は別ペンネームで「銀河英雄伝説」の表紙絵・挿絵を担当していた事も有る。