「刀令妖雲摧九黯,后儀天下立千秋。」
概要
「霹靂布袋戲」の登場人物。
妖刀界の女王。黑衣劍少の母。洞察力が鋭く、君主として感情を外に出さず、非情を徹する一方、息子を溺愛しており、母親としての一面も見られる。
「霹靂九皇座」のポスターにも載せられた。
プロフィール
性別 | 女 |
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初登場 | 霹靂異數之龍圖霸業 第8集 |
退場 | 霹靂兵燹之問鼎天下 第39集 |
根拠地 | 刀之峰、陰司鬼池、魘華殿 |
身分 | 妖刀界の主、邪尊道の主 |
組織 | 犴妖族、妖刀界、邪尊道 |
家族 | 誅天(夫)、權妃(妹)、黑衣劍少(息子)、沙羅(娘) |
友人 | 姬無花、風之痕 |
上司 | 犴妖神 |
同僚 | 策謀略、妖嫇姥、妖嫫姥 |
従者 | 五色妖魃、媧姥 |
部下 | 妖刀帥、骨刀、蒼塚、飛梭空渡、虛靈魔官、紅流邪少、銀羽風少、紫燄魔少など多数 |
武器 | 祅政刀、狂魔槍、邪尊刀 |
人物
美しき妖刀界の女王。艶めかしい外見とエルフ耳が特徴。
息子の黑衣劍少を大切にしており、それ以外のことは冷徹な君主として、無慈悲で決して情けをかけない。黑衣劍少の邪魔になる者は身内だろうと同族だろうと遠慮なく殺し、それは自身の夫と妹も例外ではなかった。
夫の誅天は魔劍道の主で、二人は政略結婚だったため、仲が悪く別居していた。息子・黑衣劍少の親権を巡って争いが絶えない。魔劍道にいた黑衣劍少はやがて18歳を迎え、親権は妖后に移ったが、再び親権を取り戻そうとする誅天に怒りを覚え、策謀略と共謀して誅天を暗殺した。妖刀界に移った息子に妖刀訣を教え、修行を重ねて武力を強くさせた。
敵対する中原の天策王朝を滅ぼすべく、妖刀界は欲界と手を組んだ。天策王朝滅亡後、欲界が黑衣劍少を攻撃して殺そうとしたため決裂。邪能境の策により、この件は妹が欲界に協力したと誤解し、信頼できる妹まで殺した。真実を知った彼女は妹の殺害を深く後悔していた。
彼女を含む妖刀界の構成員が犴妖族の出身であることから、「霹靂兵燹」では妖刀界を率いて犴妖神の下につく。冥界天嶽の策で黑衣劍少が「宕月刀」に操られたため、犴妖族に背いて冥界天嶽に協力した。
「霹靂九皇座」の最終盤にて、黑衣劍少とともに葉口月人の大軍に追い詰められ、親子そろって崖から飛び降り、生死不明になる。実は飛び降りた後、亡くなった黑衣劍少を復活させるため、犴妖族の禁術を使い一度絶命した。
「梟皇論戰」以降
「霹靂經武紀之梟皇論戰」では非屍流の異変によって復活し、邪尊道を率いて再登場を果たす。だが妖后は「非屍流」として復活したため、本質は屍であり、自身が死亡したことに気付くと術が解除され消えてしまう。
「霹靂兵燹之問鼎天下」にて、海蟾尊ら率いる龠勝明巒(やくしょうめいらん)の軍勢に攻め寄せられ、交戦中にかつて死亡した事実を思い出す。黑衣劍少を守るため、海蟾尊と死闘を繰り広げ、最後は煙となって消えていった……。
妖后は最後の最後まで、母親として我が子の幸せを願っていた。
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関連リンク
- 公式人物資料(妖后)※中国語