概要
台湾のテレビ人形劇『霹靂布袋戲』の登場人物。近年出番が減少しているが、人気のあるキャラクターの一人。
端正な顔立ちをした無双の剣士で、魔族でありながら正道の協力者として活躍している。
プロフィール
人物
魔族でありながら正道に協力する寡黙な剣士。
外見上は、淡い朱鷺色の髪に白銀の衣の「風之痕」と黒髪黒衣の「魔流劍」の二形態があるが、性格は一貫して穏やかかつ冷静で情に篤い。口数少なく世間とのかかわりを断って暮らしているが、その人柄から子どもや小動物に好かれやすい。
元々は苦境魔界で「彼の右に出る者はない」と伝説になった剣の使い手だったが、当時の魔界の支配体制に不満を持ち、誅天とともに故郷を出奔する。その後誅天は西漠に「魔劍道」を興すが、風之痕は政治には関わらず親友の憶秋年と剣を磨き合う日々を送っていた。
しかし、魔劍道が中原侵攻を開始し、その争いに誅天の子どもであり自らの弟子である黑衣劍少と白衣劍少、憶秋年とその弟子の洛子商が関わるようになり、彼も時代の波に呑まれて行く。
その中で次第に正道勢力に協力するようになり、一頁書と聖魔の立場を超えて共闘するまでになる。その間に何度か死ぬ目に遭っているが、密かに生き返り、山奥の茅葺小屋で質素に暮らしている。
劇中あまたいる実力者の中でも、彼の剣術は特に秀でていると言われるが、技術より精神的な高みを目指す傾向にあり、これ見よがしに剣を振るうことはない。
また、弟子のうちでも温厚な性格の白衣劍少に対しては、隠棲して剣の修行に励むよう勧めている。
黑衣劍少に対しても師弟の愛情は深いが、弟子の奔放な性格や複雑な家庭事情等によりそばにいないことが多い。
関連タグ
関連リンク
- 公式人物資料(風之痕)※中国語