妖獣アギュラー
ようじゅうあぎゅらー
第12話「火焔妖獣ファイアム」に登場。
双頭の爬虫類のような姿をした巨大妖獣。
首が二本あり、左側は一本角を額に持つ竜のような顔、右側は鬣と髭が生えたライオンのような顔をしている。
口から超音波を放ち、物体を破壊することが可能。また飛行能力も備える。
他の妖獣と違い人語は話さず吠えるのみで、妖獣というよりは怪獣といった雰囲気である。
デビルビームやデビルアローも効かない丈夫な体を持つが、鋏のような形をした尾の先が急所になっており、ここを攻撃されると死んでしまう。
「ぶっ壊し屋」の異名を持ち凶暴そうな外見だが、他のデーモン族には従順で、殴られたり尻尾に火を付けられたりしても怒ったりはしない。
ゼノンから、人間界侵攻の支援として魔将軍ザンニンへ遣わされた妖獣。
届け役として妖獣ファイアムが選ばれ、彼女を背中に乗せて空を飛びながら日本へ向かうが、悪戯好きなファイアムによって尻尾に火を着けられ、熱がって暴れていた。
ザンニンの元へ届けられると、今度はザンニンを乗せて町に現れ、口から吐き出す超音波でポチ校長の家やビルを粉々に破壊。その後はザンニンの住処の洞窟に戻り、鎖に繋がれて眠っていたが、ファイアムによって鎖を切られて彼女とともに外へ脱出。しかしすぐにザンニンに追いつかれ、ファイアムはザンニンに痛めつけられて逃走する。
下水道に隠れたファイアムがそこから火を放ち、町を火の海にすると、近くにいた不動明や美樹、タレちゃんも巻き込まれてしまい、二人を助けるために明はデビルマンに変身。それを見つけたザンニンの命令でデビルマンに襲いかかり、戦いとなる。
デビルマンとの空中戦では、デビルキック、デビルアロー、デビルビームを受けても全く効かないタフさを見せ、二つの口から超音波を吐き出し応戦する。しかし尻尾が弱点だと見破られ、デビルチョップを尻尾に何発も食らい絶命、墜落して粉々になった。
作中では、ファイアムに飛ぶのが遅いという理由で尾に火をつけられたり、寝ていたところを無理やり起こされて外に連れ出されたり、逃げたファイアムを追わずに見ていたらザンニンに殴られたり、デビルマンから尻尾を叩かれまくってもザンニンは見ているだけで半ば見殺しにされたりと、酷い目に遭うシーンが多い。