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「もう、デビルマンだらしないわね。だって私もデビルマンファンよ♪」

CV:増山江威子


概要編集

センシティブな作品

第12話「火焔妖獣ファイアム」に登場。


赤い肌で全身に炎を纏う少女姿の妖獣で、火焔妖獣の異名を持つ。その名の通り手から火を自由に召喚でき、火の粉大から大火事を引き起こすレベルまでのサイズや明るさなどの変換は自由自在である。また、これを使って金属を溶解し切断することもできる。


自由奔放かつイタズラ好きな性格で、ゼノンやザンニンに対しても物怖じせず茶化したような態度をとる。また、デビルマンのファンを公言しており、ザンニンとデビルマンが戦った際には(自分をいたぶった恨みもあって)デビルマンに肩入れしていた。ただし決して人間の味方というわけではなく、面白半分に街を火の海にするなどデーモン族らしい残虐さも持つ。おそらく、登場した妖獣の中でも人を殺した数はトップクラスである。


活躍編集

ゼノンに召喚されるとアギュラー魔将軍ザンニンの元へ届けいるよう命じられ、いやいやながらもアギュラーの背中に乗り、ザンニンの居場所へ向かう。その移動中にアギュラーの弱点である尻尾に自身の能力で火をつけアギュラーの移動速度を速めようとしたが調子に乗ってやりすぎたため、振り落とされ落下した先にあった石油コンビナートをいたずらついでに火の海にした。


それからザンニンの元に着き、アギュラーを届けるが、当のザンニンが名前を連呼してもなかなか現れず、それにいら立ち呼び捨てで名前を呼んだため、怒って姿を見せたザンニンにいたぶられる。それに嫌気がさしその場を飛び出し逃走、アギュラーを使い町で破壊活動をしていたザンニンがねぐらに帰ると、ザンニンを脅かすため鎖に繋がれていたアギュラーを解き放ち連れ出すが即座に見つかり、捕獲され痛めつけられる。


しかしまたもすぐに逃走し、下水道から大量の火を放ち町を火の海にする。更に、火事に巻き込まれた美樹やタレちゃんを救うためデビルマンに戻った不動明と、それを見つけて襲いかかったザンニン・アギュラーとの戦いを見物。アギュラーを倒すもザンニンに苦戦するデビルマンに加勢し、ガスタンクの爆発でザンニンを退却させることには成功するが、同時にデビルマンにも大ダメージを負わせてしまい、自身も池に落ちて「ごめんなさい。もうイタズラはしませんから許して~」と言い残し沈んでいった(生死不明)。


余談編集

声を演じた増山女史はその後、妖獣ベラの声も演じ、こちらはデビルマンと直接対決している。また増山女史は同じ永井作品の『キューティーハニー』で主人公の如月ハニーの声も演じている。


キャラクターデザインは桜多吾作。

放送当時の永井豪へのインタビューによると、TVアニメ版デビルマンは先にダイナミックプロで妖獣をデザインして、それをもとに脚本の辻真先がストーリーを考えるという制作方式をとっていた。その中でこのファイアムが採用されたのを知った永井は「あれ、ああいうのでもいいのか」と意外に思ったことを語っている。


関連タグ編集

TVアニメ版・デビルマン 妖獣(TVアニメ版・デビルマン)

デーモン族 魔将軍ザンニン 火属性

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