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「操れるのは人形だけじゃないぞ。見せてやろう!」

CV:増岡弘

概要編集

第19話「妖獣アダル 人形作戦」に登場。

巨大な四本脚の蜘蛛の腹部から、蜘蛛の頭部を持つ人型の上半身を生やしたような姿の妖獣。

手から出すが武器で、この糸を使って人形マネキン)を操る能力を持つ。

人形の戦闘能力は低いが、多数の人形を同時に操って集団で襲わせたり、狙った相手に恐怖心を植え付けて自ら破滅に向かうよう追い込むといった搦め手も使う。

人形は特定の人間の姿に擬態させたり喋らせたりすることも可能で、擬態した状態で傷つければ血を流すなど、一見すると本人と区別が付かないほどだが、なぜか影は元の人形の輪郭のままとなる。

なお、アダルが死ぬと操っている人形は火を吹いて消え去る。


活躍編集

目的などは明示されていないが、19話の開始以前より様々な人間に擬態させた人形を人間界に送り込んで操っていたことが描かれている。


たまたま不運が続いて空地で落ち込んでいたタレちゃんに目をつけ、その空地に不法投棄された女性のマネキンを操り彼を襲う。マネキンの悪夢を見るほどの恐怖心を彼に植え付け、そこへ牧村美樹に擬態させたマネキンを送り込んで傷つけさせる(最初彼はマネキンが自分を襲いにきたと思っていた)ことで、姉を殺してしまったと思い詰めたタレちゃんに家出をさせる。

タレちゃんはガールフレンドのミヨちゃんに別れを告げるも引き留められ、彼女が牧村家に電話して誤解であることを確かめるが、それをタレちゃんが知る前に今度はミヨちゃんに擬態させたマネキンを送り込んで家から連れ出し、心中を持ち掛けて彼を殺そうとする。


しかし、タレちゃんを探しに出た明が二人を発見し、偽物のミヨちゃんを操る何者かが上空にいることに気付く。同時に、タレちゃんにもミヨちゃんの影が異形の輪郭をしていることで偽物であることを見破られ、本性を現し実力行使にでるが、デビルマンとなってアダルを発見した明にすんでのところを阻まれ対峙。

自身の糸でデビルマンを捕らえて引きずり回すも、デビルウィングで糸を切り脱出したデビルマンのデビルカッターで八つ裂きにされ敗北。最期は生首だけの姿で「俺様を討ち取ったといって安心するな。デーモン族はまだまだお前を倒しにやってくる…」と捨て台詞を遺して死亡した。


漫画(冒険王)版編集

妖女ゾルドバと組んで夜中に牧村家に侵入。寝ている明を襲うが既に感づかれており、部屋にあった木刀を突き刺された後、とどめに首を刎ねられ倒された。デビルマンに変身すらしていない明に倒された上、やられる直前にゾルドバの名を口走って彼女の存在を漏らしてしまうなど、良いところが全く無かった。人形は使わず、攻撃は手から糸を放つのみ。全体的に白っぽかったアニメ版と違い、体色は黒で白い模様が入っている。


余談編集

声を演じた増岡氏は第11話まで魔将軍ザンニンの声を担当していた。

関連タグ編集

TVアニメ版・デビルマン デーモン族 妖獣(TVアニメ版・デビルマン)


クグツカイ:こちらも糸でものを操ることができる。

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