姿三十郎(マスクマン)

すがたさんじゅうろう

『光戦隊マスクマン』の登場人物。

「人間はその体を鍛えれば鍛えるほど強くなる。そして人智を超えた力、想像を絶した力を引き出すことができる」(第2話)

概要

表向きは『姿レーシングクラブ』のオーナー。

鍛えられた人間の体に宿るとされる未知の力「オーラパワー」に目をつけ、それを科学を以って最大限に引き出して応用する技術を開発した天才研究者。

地底帝国チューブの存在を知ると共に彼等の地上侵攻を予測し、オーラパワーを戦力に変えるスーツシステムを製作、さらにそれを纏わせられるオーラパワーの才能を秘めたタケルたち5人の若者を集めて対チューブのための戦闘部隊「マスクマン」を結成した。

自身もまた強いオーラパワーを身に着けた優れた武道家であり、座禅を組んで空中浮遊することができる。一生に一度だけ発動できるという強大なオーラエネルギー「命のオーラ」を使い、それだけで地帝獣を倒したこともあった。

作中では素性などについてはほとんど説明はなく、ギャラクシーロボの設計者で親友とされる山形博士にしても科学者同士の絆が見られたのみ(コンペでグレートファイブが採用されても彼は姿長官を祝福した)で、私生活での親交は描かれなかった。

謎の多い人物だが、第40話『甦れ、愛のメロディー』で地底人だった天才ピアニスト・香月眉（演・岡谷章子）を陰から支えていることが明らかになった。

OPキャスト名には「光戦隊姿長官」と記されている。

演じる谷は同時期、『風雲!たけし城』の攻撃軍谷隊長としても出演しており、たけし城でのコミカルな谷隊長と、マスクマンでの厳しくも頼もしい姿長官とのギャップが話題になった。