突如
脹相の脳内に溢れ出した
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存在しない記憶
概要
脹相と同じく呪胎九相図の壊相と血塗を含めた4人の場合もある。
「存記」とは存在しない記憶の略称で、そのまま読むと「存在しない記憶の兄弟」という意味になる。
呪胎九相図の長男である脹相は、「俺達は三人で一つだ」というほど深い兄弟愛を持ち、また元から兄としての責任感が強い上、常に弟たちを思い行動していたようである。
虎杖が弟たちを殺害したとき異変を察知しており、それから悠仁のことを敵視していた。
しかし、渋谷事変において虎杖と脹相の戦闘中、脹相の脳裏に虎杖と九相図の弟たちが共に食卓で談笑する「存在しない記憶」が溢れ出し、事態は一変。これは脹相の弟の危機を察知する能力が発動した為である(詳細な発動理由は後述)。
それからと言うもの、「どけ!!!俺はお兄ちゃんだぞ!!!」や、「全力でお兄ちゃんを遂行する!!」といったセリフを皮切りに、虎杖に対しての圧倒的お兄ちゃんムーブは加速。脹相は読者から兄を名乗る不審者と呼ばれるようにさえなった。
しかし、143話にて虎杖の母の額に縫い目があり、その正体が受胎九相図の生みの親・加茂憲倫だということが判明。虎杖と脹相は事実上は本物の兄弟であることが明かされた。
脹相の存在しない記憶は、悠仁の洗脳能力ではなく、もしかすると存在したかもしれない記憶であったのだ。
脹相が突然自らの兄であること名乗ってきたため、それを認められない悠仁であったが、母親の遠い記憶を見たあと、それまでの脹相の行動からも鑑みてか「とりあえず兄貴で」と兄弟と認めることになった。
上述の通り悠仁と脹相のタグであり、もう1人の「存在しない記憶」の持ち主で悠仁のことを「ブラザー」と呼ぶ東堂葵のタグではない。
なお、東堂が「ブラザー」と呼ぶ時の表記は「超親友」であり、血の繋がりの兄弟ではなく、深い絆で結ばれた間柄の相手に言う「兄弟」の意味。