効果
完全神核トリノ・アトム |
VR 水/闇/自然文明 コスト4 |
クリーチャー:オリジン/クリエイター パワー4703 |
ジャストダイバー(このクリーチャーが出た時、次の自分のターンのはじめまで、このクリーチャーは相手に選ばれず攻撃されない) |
自分のターンのはじめに、自分の山札の上から1枚目を表向きにする。 そのカードのコストが、自分のマナゾーンの枚数以下なら、コストを支払わずに使ってもよい。そのカードのコストが自分のマナゾーンの枚数より大きい場合、または、使わない場合、そのカードをマナゾーンに置く。 |
相手のターンの終わりに、自分の手札をすべて捨てる。 |
概要
『ヒーローズ・ダークサイド・パック 闇のキリフダたち』にて登場した新規オリジンの1枚。
相手ターン終了時に自分の手札を全て捨てるという、非常に重いデメリット効果を内蔵しているが、その分強力なメリット効果を有する癖の強いカード。
第1効果はジャストダイバー。
次の自分ターンまで相手から干渉されないので、短期間の場持ちの良さが特徴。
後述するメイン効果を確実に発揮させられる。
そして肝心の第2効果。
ターン開始時、自分のマナゾーンを参照しての踏み倒し効果。
予言のイザナイコットンと同様に『使う』表記であり、カードタイプの指定も無いのが強み。
流石にゼニスを出すのは骨が折れるが、とこしえの超人の様なシステムクリーチャー、ハンマ=ダンマ等低コストで優秀&出張可能なアビスロイヤル、T・T・Tの様な低コストで3色のカードなら無理なく踏み倒せる。
マナが十分に貯まっていないとコスト踏み倒しの代わりにマナ加速となるが、相手ターンにブレイクされたシールドを含めて手札ゼロとなる為、このカードをメインに据えた構築でないと博打になりやすい。
ツインパクトなら高コストクリーチャー面と低コスト呪文面を併せ持ち、状況に応じて使用できる為相性が良い。またそういったツインパクトには、序盤から中盤にかけての動きを補助するものも多く、少しでもアドバンテージを稼ぐ事が可能。
序盤からフェアリー・ライフ等、低コストのマナ加速で基盤を整えれば、より確実に踏み倒しが可能となる。
色が合う天災デドダムと組み合わせるのが一番か。
このようにデメリット効果からなかなかに癖が強いが、手札から捨てると効果を発揮するマッドネス系と相性が良い。特に『相手ターン終了時』なので、斬隠蒼頭龍バイケンを出す条件を満たせる。
同様に、ほぼバニラではあるが緑神龍アーク・デラセルナも相手ターンに出せる為、デメリットを逆手にとって大量のクリーチャーを展開できる。
ニンジャストライクを1ターンしか補助できない等問題点が多いものの、このカードを複数枚並べれた時の爆発力は魅力的。
ただし、オリジナル・サインで相手ターン中に出してしまうと大損は必至。
デメリット効果は重複しても問題ではなく、同日に情報公開された同パック収録の問題児、絶望神サガから蘇生可能なので、上手くはまれば1ターンに2体展開も夢ではない。
オールハンデスも見方を変えれば、リアニメイト系を複数枚採用していれば踏み倒しからの蘇生に繋げられ、パーフェクト呪文にはマナゾーンから唱えられる生命と大地と轟破の決断、墓地から唱えられる絶望と反魂と滅殺の決断が存在。どちらも指定ゾーンからトリノ・アトムを2体展開可能。
ただし、前者は汎用性が高過ぎた事が仇となり、現在はプレミアム殿堂で使えなくなってしまった。
墓地から自力で出せるクリーチャーなら手札の枚数は関係なく、ムゲンクライムで登場する∞龍ゲンムエンペラーはトリノ・アトムの効果を無効化してしまうものの、∞ブレイカーで一気に畳み掛けられれば問題は無い。
やや専用寄りの構築になるものの、相性を考えて採用できるカードは意外とあったりする、テクニカルな1枚である。
余談
...だが、文明は起源神全体のドロマーからアナカラーへと変更、種族も肝心のゴッドがクリエイターに、何より効果は起源神とは関係のない独立したものとなり、本家起源神との性能的な噛み合いも皆無。
パワー4703という非常に珍しい数値。
このクリーチャーの情報の初出日は「2023年2月3日」。その4703日前は「2010年3月20日」であり、これは起源神が収録されたパックの発売日であったりする。
また起源神の名前は物質の最小単位である素粒子をモチーフにしている為、パワーの値も素数になるようにしたらしく、4703は635番目の素数。
6、3、5という数字は、神核アトムのG・リンク先である起源神プロトン、起源神ニュートロン、起源神エレクトロンのコストと一致している。