概要
2018年8月17日放送「額縁をくぐって海へ」に登場。
緑色の模様が付いた巨大な額縁の道具。額縁の横にあるダイヤルを回すと、海でも雪山でもジャングルでも、実際にある景色をひきよせることができる。額縁のガラスを外してくぐれば、その景色の場所に行くこともできる。
ストーリー
空地にいたのび太達は、通り過ぎて行った家族がハワイ旅行を楽しみにしている姿を見て、せっかくの夏休みにも拘わらず自分達にはどこも行く予定がないことに落胆し溜息をついていた。その後のび太が帰宅すると、部屋には森林が映し出された大きな額縁が置かれていて、せめて涼しい気分になるようにとドラえもんが置いたものだった。
だがその時、森林の中で稲光が鳴り出し、鳥が羽ばたいたり雨が降りだしたりしたのでのび太が驚いていると、ドラえもんは滝の映像に切り替え、これが「実景ひきよせ額縁」であることをタネ明かしした。するとのび太は景色を海に切り替え、皆も誘いこの額縁をくぐって海水浴場を楽しむことにしたが、ドラえもんは暑さを嫌って部屋に残ることになった。
皆が楽しく泳いでいる中、のび太は浮き輪なしでは泳げなかったため、ドラえもんが食べていたかりんとうを分けてもらっていたが、皆がスイカ割りを始めるとまたそちらに戻って行った。だがその時にはすでに終わってしまっていて、テレビ番組『UFOレンジャー』が始まる頃なのを思い出したのび太は直接額縁を居間へと繋ぎ、しずかも誘ってみようとしたが、気分が壊れるからと断られてしまった。
そしてまた景色を変えてジャングルに繋ぐと、今度はゴリラが通り掛かったので皆にも声をかけたが、気付いてもらえずその後も色々と景色を変更。そんな中、雪景色を見ていると体が冷え尿意を催したのでトイレに繋ぎ用をたしてたが、景色を見せてもらおうとやって来たしずかにこの光景を見られてしまい、彼女は怒って帰ってしまった。
その後皆と一緒に夕日を見ていたのび太だったが、額縁の方から竿竹売りの声が聞こえて来たため自分のせいではないことを言ったものの、冷ややかな目で見られてしまったため、渋々景色を変更しに戻ることになった。するとその時、廊下が砂だらけになっていることにママが気付いておこっていたため、明日のゴミの日に出してしまうとこの額縁を家の前に持ち出され、更に倒れたことでスイッチが回り景色が変わりのび太が来た時には額縁が移動してしまった。
一度は不思議がったのび太だったが、イルカがやってきていることを皆に言われ、これを見物。そんな時、潮が満ち始め周りも寒くなってきていたため、そろそろ帰ることになったが、当然額縁が消えていたので急遽一同は岩の上に避難し、満ちた潮をやり過ごすことに。だが潮が満ちるスピードが思いのほか早かったためもうダメかと思われたが、その時また竿竹売りの声がしたため、この竿を使って何とか逃げ帰ることができた。
そして皆は無事帰って行ったが、のび太だけは竿竹を4本も購入することになったママに無駄遣いをしたと怒られる羽目になり、一方ドラえもんは部屋で「暑い~」とへばっていた。