広島伝馬町の怪物
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ひろしまてんまちょうのかいぶつ
江戸時代に書かれた『姫国山海録』で紹介された怪異。
江戸時代(序文に宝暦12年(1762年)5月と記載)に詳細不明の人物・南谷先生によって書かれた、日本全国の山や川で目撃された異物を記録したという『姫国山海録』に記載されている怪異。
芸州広島伝馬町の馬方・幸松の妻が2月に齢33で産んだとされ、身長は1尺8寸(約54㎝)、手足は4,5寸(約12~15㎝)で、足は3本あったという。
また肌は赤く馬のようで、さらに陰嚢がとても大きく直径が1尺8寸もあったとされる。
2002年に国書刊行会によって出版された『百鬼繚乱-江戸怪談・妖怪絵本集成』には、『姫国山海録』が収録されているが、同じく人から産まれたという孫右衛門の産子とともに人権上の配慮によって掲載されていなかった。
そのような経緯があったが、近年では妖怪関連の企画展などの図録では再掲されるようになった。
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