概説
「床オナニー」の略称。
※投稿数の関係上、こちらで解説していく。
文字通りに「股間を床にこすりつけてオナニーする」行為。
最もセックスに近い動作で、しかもお手軽に快感を得られるとして、愛好者は多い。
快感は単純なせんずりや、安物のオナホールよりも良いとさえ断言する人もいる。
「男の床オナ、女の角オナ」と、何かに擦り付ける系のオナニー二大巨頭の一角。
ちなみに、医学的には古くからそういった自慰行為は
男児の間違ったやり方としか見てなかったため
局部を「摩擦」や「擦る」と言い換えられ、
床オナニー、角オナニー等の俗語が無い時代から、
児童発達や臨床心理の本に書かれることがあり、
1967年の児童臨床心理の実際(青年期まで続いても身体的問題がないと間違った記述があるので注意)にも床オナや角オナに類する記載をしている為、男児の床オナは相当古い時期からあると思われます。
現在は幼少期の床オナが原因で、成人の膣内射精障害の一因として散見されており見直されています。
方法
うつ伏せになって床に性器を擦り付ける。
基本的には衣類を付けたまま、腰を振って床に性器を擦り付けるようにオナニーする。
「床」といっても、フローリングや畳では性器を痛めるリスクが大きいため、大抵は布団やクッション、ソファーのクッション部分などを利用するのがセオリーとされる。
コツは、単純に床にこすりつけるのではなく、床と皮膚で性器を挟み、性器に体重をかけて圧力を加えること。
これにより、性器に圧迫感が生じるだけでなく、性器全体がまんべんなく刺激され、より多くの快感を得ることが出来るようになる。
動作自体、特に工夫はいらないため、初心者でも気軽に入門することが出来るのも人気の理由。
昨今では、床オナ用のゴムシートや、床オナに対応したオナホールなども流通している。
マニアックな床オナの中には、異性装で床オナに臨み、その服を汚す快感に目覚める人もいるとか。
デメリット
しかし、床オナは罠がある。
それが遅漏・不感症のリスクである。
床に体重をかけて性器を擦ることで、強い刺激を得られる床オナだが、同時に強い刺激でないと性器で性的快感を得られなくなる体質へ変わってしまうリスクも負うことになる。
結果、せっかく恋人をゲットしてセックスの機会を得ても、セックスの刺激では絶頂に達することが出来ずに悶々とするという事態に陥る。
特に男性は男性器へのダメージも強いため、男性機能障害のリスクも同梱される。
こうした事情から、専門家の意見は「床オナは出来るだけ早く卒業すべき」で大多数を占めている。
また体液の処理の問題もあり、着衣床オナだとパンツが確実に汁まみれになり、脱衣でも擦っていた床やクッションに体液を垂れ流してしまうため、後処理に困ることになる。
「男ならコンドーム付ければいいんじゃね?」 と考えた人もいるだろうが、本来コンドームは避妊具なので、床オナに耐えられるほど頑丈にはできていない。出来ていたら、分厚くてセックスの快感などとても薄くなってしまう。
そもそもオナニーとは、有り余った性欲を発散する行為であり、生理現象の延長である。
そこに気持ちよさを追求するのは、人間の生殖機能の関係上、やむにやまれぬところはある。
しかしながら、快楽に溺れて本来の意義が失われるのは、本末転倒でしかない。
対策
一番はやはり床オナを卒業することだろう。
気持ちいいのはわかるが、リスクを無視してまで続けるにはデメリットも多い。
どうしてもやめられないという人は、オナニー用グッズで段階的に弱い刺激に慣らすことで、回数を減らしていけばいいだろう。
先述したとおり、床オナ好きに向けた平面型オナホールなども出回っているので、そうしたところから徐々に慣らしていけばいい。
オナニーも、酒や煙草同様の、嗜好品的な側面を持つ行為である。
やり方は人それぞれだ。
それでもなお、適度なオナニーこそ性器の健康には必要なのである。
何事もほどほどに。