概要は簡潔でござるの巻
ハドソンが1986年に発売したFC専用横スクロールアクションゲーム。
全16ステージを忍法を駆使して進んでいく。ライフと残機の併用制であるが、道中には池越えや雲の上を渡る区間もあり、落下したら即ミスになるほか、当たったら即ミスになる敵や、ダメージ1だがミスなるまでハットリ君に貼り付く敵もいる。ファミコン時代の操作性の悪さもあり、難易度は高め。
売り上げは150万本と藤子不二雄原作ゲームでもぶっちぎりの1位であり、キャラゲーとしてもこの売り上げ記録は12年間破られることは無かった。
ハドソンのゲームのため、高橋名人が登場するというサプライズもある。
ボーナスステージはネタでござるの巻
しかし本作の中で知っていることを上げろとプレイヤーに問えば、真っ先に帰ってくるのがボーナスステージであろう。ハットリくんの父親・ハットリジンゾウが登場するのだが、なぜかこの父上、息子に向かってちくわと鉄アレイを滅茶苦茶に投げてくるのである。ちくわはハットリくんのペットの獅子丸の好物として有名な事からわかる通り加点アイテムだが、鉄アレイは当たるとダメージこそ受けないものの硬直してしまい硬直中はちくわが取れない。タイトルに恥じないボーナスステージと言えるだろう。
ファミコンネタの多いことでも知られるギャグ漫画『銀魂』でもこのシーンのパロディが行われたことがある(しかもアニメではわざわざドット絵まで再現されていた)。