概要
『恋仲』は、2015年7月～9月にフジテレビ系列で月9ドラマとして放送されたテレビドラマである。主演は福士蒼汰、ヒロインは本田翼が担当し、恋敵となるライバルは野村周平が務めた。
主題歌は、家入レオの『君がくれた夏』。
プロデューサーの藤野良太は、「日本の人口構造上の問題もあり昨今のドラマの多くが高い年齢層をターゲットにしている中で、このドラマはあえて若い視聴者が熱狂できるようなラブストーリーを作りたいと思った。」と述べ、また「若い層を狙っていかないとテレビドラマが終わってしまう」とも語っている。
視聴率も往年の月9と比較すると敵わないものの、9%～10%とそこそこ健闘している。
1年後の2016年には、FOD内でコミカライズ化された。
登場人物
- 三浦葵(演:福士蒼汰)
建築設計事務所のアシスタントを務める青年。あかりとは幼馴染で親友だった。ちなみに小学校時代はあかりよりずっと背が低く、眼鏡を掛けていたため「名探偵コナン」と呼ばれていた。
- 芹沢あかり(演:本田翼)
葵の幼馴染で親友。父親の寛利に連れられる形で夜逃げして葵と離れ離れになり、現在はアルバイトをしながら教員免許の取得を目指して通信制大学に通っている。その後、教員採用試験に合格した。葵の尻を蹴る癖がある。
- 蒼井翔太(演:野村周平)
高3の夏に東京から葵、あかり、公平のいる高校に転校してきた。葵・公平と同じクラスだった。7年後に医師となる。
現実に同姓同名の声優がいるが、あまり気にしなくていい(笑)
- 金沢公平(演:仲野太賀（当時は「太賀」名義）)
葵と翔太の友人。葵の妹・七海に好意を寄せる。実家の豆腐屋の跡継ぎ。実家の跡を継ぐまでの最後の夏休みに上京して、葵の住むマンションに居候している。
- 三浦七海(演:大原櫻子)
葵の妹。就職活動中の短大生。葵とマンションで同居している。葵とあかりが高校生だった時は中学生だったが、メガネを掛けて歯を矯正している姿を公平から「イモメガネちゃん」と呼ばれていた。
- 山城心音(演:大友花恋)
翔太が勤務する病院の患者。心臓に疾患を抱えている。
- 冴木瑠衣子(演:市川由衣)
葵より年上の元交際相手。住宅メーカーの営業職。浮気をして葵と別れたが、浮気相手とはすぐに別れて葵と寄りを戻そうとした。しかし、別れてからあかりと再会していた葵があかりに対する気持ちが強くなっているのを思い寄りを戻すのを諦めた。
- 丹羽真理子(演:吉田羊)
葵が務める建築設計事務所の所長。
- 富永美玲(演:山本美月)
葵の同僚で、先輩。
あかりとルームシェアをしている女性。あかりとは居酒屋のバイトで知り合った。
- 沢田一葉(演:新川優愛)
翔太の同僚。
- 芹沢寛利(演:小林薫)
あかりの父。あかりの母親はあかりの幼少期に死去している。芹沢造船鉄工所を経営していたが、多額の借金を背負ってあかりと共に夜逃げする。その後、あかりも捨てて子持ちの女性と再婚した。
- 星野悠真(演:萩原利久)
心音が密かに恋心を抱いている幼馴染。
余談
- 主要キャストである福士、本田、野村の3人は2013年公開の映画『江ノ島プリズム』でも共演しており、3人が同じ高校に通う同級生であり、幼馴染であったり（本作では幼馴染の設定は福士と本田だけで野村は高校のみ同級生だが、この作品では野村も幼馴染の設定）、恋愛関係等本作と類似している設定が多く、本作にも出演している吉田氏も3人の通う高校の教師役で出演している。
- 最終話はエンディングのみ生放送で行われ、ゲストとして指原莉乃が通行人役で出演した。
