概要
情報科(Military Intelligence)は、陸上自衛隊に全16種類存在する職種の一つである。陸自創設後、後から追加された唯一の職種で、2010年に新たに職種として新設された。旧軍では諜報員等の秘密戦要員がこれに相当する職種である。
職種標識の色は水色。職種学校は富士駐屯地にの陸上自衛隊情報学校。
特徴
その名の通り情報収集を任務としており、部隊によるがレーダーや光学機器等を基本装備とする。最近では無人偵察機やドローンも活用しており、陸上自衛隊の中でも近代化が進んだ部隊である。しかし敵の迎撃は他職種部隊が担当するため、情報科の武器は全隊員共通装備の89式小銃などの小火器のみである。
情報の特技
自衛隊における「特技」とは自衛隊内限定の資格のようなもので、MOS(モス)と呼称される。例えば運転免許を持っていたとしても、MOSが無いと自衛隊車両を操縦することはできない。
- 語学:国賓に対する通訳支援・諸外国からもたらされた出版物等の翻訳に従事
- 地誌:公刊情報の収集・整理等地理空間情報(測量)・地図作成
- シギント:電波情報の傍受(情報本部通信所、方面通信情報隊等)
- 防諜:情報保全隊の任務
隊員の特徴
情報科の隊員に関しては、任務の特殊性から謎が多い。特徴が無いのが特徴とも言える。また、自衛隊では日本国籍保有者ならば外国出身者でも隊員になれるが、任務の特殊性から外国出身者やハーフだとなれないなどの噂もある。