概要
第6部第75話「父・空条承太郎 娘・空条徐倫」の週刊少年ジャンプ掲載時の最終コマに付けられたアオリ文。
サヴェジ・ガーデン作戦の成功によって、2つのDISCの内の1つ「スタープラチナのスタンドDISC」を返還された空条承太郎は生体反応を取り戻した。だが、記憶DISCがないため行動もなく、愛する家族や娘の写真を見せても何ら反応が返ってこない。そんな時、承太郎は怪我を負ってしまい、財団員はあわてて手当てを始めた。気のせいだろうか、その傷は「JOLYNE」という文字のようだった。
一方その頃、空条徐倫は激闘によって負った傷をF・Fに治療してもらっている最中、ふと気を失った拍子に少し昔のことを思い出した。
徐倫は、14歳のころにショッピングセンターの駐車場で財布を拾った。しかしその財布は近くの少年の者で、徐倫が盗んだと勘違いした少年の父親に通報されてしまう。まもなく警察に捕まり、書類送検だけで済んだものの前科がついてしまった。警察署内で徐倫は父を待っていた。だが、母親との電話の先にいる父は東京行の飛行機に乗ると言って電話を切った。徐倫は承太郎に見捨てられたと思い込んだ。
目を醒ますと、徐倫の右腕にもまた「JOLYNE」の字の傷が浮かび上がっていた。徐倫は冷たかった父の理由を理解した。徐倫と徐倫の母を、愛する家族を巻き込まないためにわざと突き放していたことを。この刑務所内で起こっている戦闘のようなものに父はいつも立ち向かっていたことを。
「 『通じた』のよ…… 」
「 今…… 父さんを理解出来たと体で感じる…… 」