概要
『ジョジョの奇妙な冒険』第6部「ストーンオーシャン」の空条徐倫のセリフ。
非常に痛快で迫力のある、ファンの間でも人気のセリフ及びシーンである。
顛末
空条徐倫が仲間のフー・ファイターズとキャッチボールをしていた際、空条承太郎の「スタープラチナのDISC」を奪還するためにプッチ神父から差し向けられた刺客:ミラションが「100回まで続かない方に一〇〇ドル」と賭けを持ちかけてきた。
そのキャッチボールを無事に100回達成した後、ミラションは次に「もう100回は続かない方に一〇〇〇ドル」という賭けを提示した。前の100回が続き強気のエルメェスは、徐倫が敵かもしれないと警戒して止めるのを聞かず賭けに乗った。順調にキャッチボールは進んでいく。しかし、アクシデントが起こり、キャッチボールが途切れそうになってしまう。ピンチにエルメェスは咄嗟に自身のスタンドの「キッス」で難を逃れるも、その瞬間、ルールを破ったことによりミラションのスタンド「取り立て人 マリリン・マンソン」が発動してしまった。エルメェスが持ち合わせていない一〇〇〇ドルを「取り立て」、エルメェスは「肝臓」を奪われてしまった。
エルメェスの肝臓を取り戻すため、今度は徐倫とフー・ファイターズが1000球キャッチボールの賭けに挑む。ミラションを追い詰めた2人だったが、ミラションはあらかじめ周りの看守や囚人たちに手回しをしており、キャッチボールは妨害され1000球前に阻まれてしまった。徐倫たちが「賭け」に敗北したことで「取り立て人」は徐倫の臓器とフー・ファイターズが隠し持っていたDISCに手をかけ、ミラションは勝ち誇る。
ミラションの顔にボールをぶつけた徐倫は、新たな賭けを宣言する。「ミラションとのキャッチボール」だ。
徐倫「 『キャッチボール』…… 」
「 続けようぜ………え ミラション 」
「 賭けに勝てばおまえの 」
「 この無敵の取り立て人は消えるんだな? 」
「 賭けは何球にする? 」
「 ン? 100球だっけ? 」
ミラション「 と……………『取り立て人』! 」
「 …早くそいつをえぐり出して 」
「 ブッ殺せェェェェァァァァァ! 」
徐倫「 違う 1000球だ! 」
「 オラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラ 」
今までのフラストレーションをぶちまけるかのように、徐倫はミラションの顔面と1000球キャッチボールを開始する。ミラションは再起不能となり、肝臓やDISCも変換されたのだった。
TVアニメ版
描写がある程度納得できる形に改変されている。
徐倫「 『キャッチボール』は終わっていない…… 」
ミラションの顔にボールをぶつけた後、ボールを取り戻した理由を話す徐倫。
原作ではミラションを倒した後に語られていた。
ミラション「 バカな……ルール違反だ……! 」
徐倫「 いや、あたしはキャッチボールの相手を指定していなかった。看守でもいいよな? 」
徐倫は「キャッチボールの相手は指定していないので、途中で看守が挟まっても構わない」と主張する。その言い分を取り立て人が認め、それと同時にミラションの側が言いがかりをつけたと判定されてしまったのか、徐倫とエルメェスの肝臓とDISCが自動的に返却されてしまう。
徐倫「 取り立て人も認めたらしい…… 」
ミラション「 うっ……あああ…… 」
徐倫「 さて……キャッチボールは後800か?900か? 」
「 いや面倒だな……1000球だ! 」
「 オラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラァ!! 」
そして徐倫はミラションの顔面に1000球キャッチボールを喰らわせ再起不能にするのだった。
余談
徐倫の父親である空条承太郎は、祖父のジョセフ・ジョースターを盾にさんざんコケにしてきた「鋼入りのダン」が降伏した時「 今度出会ったら千発 そのつらへたたき込むぜ 」と宣言している。その後、卑怯に隙をついて攻撃してこようとしたダンには承太郎最大のオラオララッシュをたたき込んでいる。