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房白

ぼうしら

漫画「ゴールデンカムイ」に登場するキャラクター 海賊房太郎×白石由竹 の腐向けカップリング
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概要編集

ゴールデンカムイ」の登場人物、海賊房太郎白石由竹腐向けカップリング

二人とも網走脱獄囚24人のうちの一人であり、囚人時代から面識あり。


劇中での動向(ネタバレ)編集


以下、各話・各シーンの記述内にて『ゴールデンカムイ』ストーリーに関わる重大なネタバレを大量に含んでいます。未読の方、ネタバレを避けたい方は、閲覧に十分ご注意ください。








第224話編集

 白石は砂金掘りの達人・平太師匠の遺した複数の砂金鑑定サンプルの中から、海賊の名が記された包みを発見する。

 海賊が砂金の産地を鑑定させたという事実から逆算し、白石は一晩のうちに

① のっぺら坊鶴見からの逃亡時に支笏湖へ沈めてしまった少量の砂金をサルベージし

②産地を鑑定する事で75kg(後に74000kg以上と判明)もの砂金を排出した川を特定し

③川の近隣に住むアイヌから当時の情報を聞き出し、砂金の一時保管場所を特定し

③それだけの量を怪しまれずに輸送出来る手段を鑑み、近辺から虱潰しに金塊の隠し場所をサーチする

 というウイルクさえも予想しなかったであろう抜け穴ルートで海賊が金塊を探している事に勘付く。

 「アイツならこの位の無茶やるだろう」という海賊への信頼が、白石の中にある事が窺える。



第234話編集

 白石の「雪解けで道が悪いから船でラクをしたい」という要望と、海賊の「聞き込み調査で金を使い果たしたので船から資金を調達しよう」という事情がカチ合い、侵略中の船上で突発的な再会を果たす。

 海賊側には再会を喜ぶ気持ちが見て取れたため、白石と杉元が船員たちから仲間だと判断されて襲われる。集団脱獄から一度も顔を合わせていないと仮定すると、おおよそ5〜6年ぶりの再会という事になる。



第235話編集

 白石は自らの推理を元に「金塊の一時保管場所だった所を知っているアイヌを探している」と嘘を吐く。

 推理はドンピシャであり、親近感を抱いた海賊は更に刺青人皮はもう謎解きとして使い物にならないという情報を白石に与える。

 詳しい話を聞く前に、船が海賊一味から襲われている事に気付いた陸軍を乗せた別の外輪船が近付いて来るが、海賊のハンドリングテクにより撃墜。航行不能へ。

 その際

「ははーッ

どうだ見たかよシライシ!!」

「さすが海賊!!逃げ切ったぜ!!

あははッ」

と二人で治安の悪い笑い声をあげる姿は、他の囚人と対峙した時にはお目にかかれなかったレアショットである。



第236話編集

 アシリパと白石の尽力により、海賊と杉元の戦いが沈静化。その後、埋蔵金を使って南国の島の王になると豪語する海賊から、家臣にならないかという提案がなされる。

「シライシは面白いから好きだったんだよなぁ」

「杉元みたいな強い男はもっと好きだ」

 と一時共闘の目処が立つが、海賊は船内で杉元一行の集めた刺青人皮と平太師匠の鑑定した“海賊さん”の名前メモ入り砂金包みを見つける。

「アイツらは最初から俺の刺青を狙って来たのか」と察した海賊は、敵対を決意する。



第237話編集

海賊は手下に杉元を暗殺させようとするが、直前に気付いたアシリパの妨害により失敗。そして混乱の最中海賊と杉元、そして手下は船から落ち、水中戦へ。

 なお、船への襲撃時然り、杉元との衝突然り、暗殺未遂然り、水中戦然り。海賊と杉元が敵対する事は複数回あるが、最終巻に至るまで“海賊が白石に攻撃を加える描写”は存在しない。



第238話編集

 水中戦終了後、杉元一行主導で共闘の契約が為される。

 杉元とアシリパの二人がただならぬ感情を互いに抱いている事はすぐに察した海賊だが、同時に白石が水中戦へ助けに来たのに杉元からボコボコにされる姿を目撃しており、更に分け前の相談中

白「いざ金塊が見つかったら独り占めされるかもよ?」

ア「それお前の話か?」

と辛辣な態度を取られている現場にも居合わせている。白石が何故2人と同行しているのか、疑問を抱くのも無理からぬ扱いであった。



第241話編集

アシリパと杉元が狩猟に赴き、残された海賊は直接的に「なぜあの2人に同行しているのか?」を尋ねる。

 数々のすれ違いにより3人の中で独りだけ隠し事をされ、しかもそれを察している状態だった白石は信頼関係やこれまでの旅路を口にする事なく「成り行き」だと答え、海賊はあの2人は金塊の核心に至る何かを握っているのだろうと判断した。


「信頼できねぇのはお互い様だ。でも手を組むなら情報は何でも共有しないと命をはれねぇだろ?」

「俺だってそこまで信用されてるわけじゃねぇよ」

「これを見ろよシライシ。支笏湖で砂金と一緒に沈んでいたものさ」


 2人から情報を共有されていないと明かした白石に、海賊はアイヌ金貨の情報を共有する。この時点で海賊は白石とは“命をはって手を組む”気構えがあったようだ。



第242話編集

 伐採林の下敷きになった杉元とアシリパを助けた後、白石は海賊に「アシリパはのっぺら坊の娘だ」と隠していた情報を共有する。

 海賊の言葉を定義にするならば、“命をはって手を組むための情報共有”が白石と海賊の間で成されたカタチになる。

 一方で、アシリパの情報を海賊に教える事を渋った杉元は後日痛い目に遭う。






以下アニメ4期以降の重大なネタバレを含みます。原作未読の方はご注意下さい







第247話編集

 ジャック・ザ・リッパー捕獲前夜祭の最中、海賊は白石に「金塊を使って叶えたい夢は何か?」と問いかける。白石は「遊郭に行って美味いもん食べて……」と答えるが、牛山からいつもやっている事だろうと指摘されて珍しく思案したように黙り込む。



第249話編集

 海賊の望みが絶対王座では無く、「もっと良い方法があればそっちに舵を切る」程度のプランなのだと語られる。海賊の望みは疱瘡で一族が死に絶えた時に感じた絶望的な孤独感を埋めるものであり、「後世まで俺の事を憶えてて語ってくれる人がいたら幸せだ」という願いであった。

 なお、この時会話しているのはアシリパだが、海賊の視線の先には白石が描かれている。



第258話編集

 ビール工場火災の中へアシリパを救出しに行く際、海賊はわざわざ白石の居る出入り口から突入をする。この時点で海賊はアシリパを杉元から奪い取り、蝦夷共和国設立を目指す土方一味から離叛する事を決めている。

 アシリパの拉致は裏切り行為なので通常であれば目撃者を減らすために行動する筈だが、海賊は「これは語り継がれるボウタロウ王の英雄譚の一場面に過ぎないからな」と白石が自分の偉業を他者へ語り継げるようにあえて目の前で得意の潜水呼吸法を披露して火災現場へ突入する。

 またアシリパに金塊争奪戦から下りるよう説得する際も、「杉元はアシリパの傍にいてくれるかな?」「村に帰って二人で幸せになればいい」と完全に白石を除外した物言いをする。

 海賊にとって、白石はアシリパや杉元と行動する者ではなく、自分の傍らで英雄譚を紡ぐ国民として認定されていたようだ。



第259話編集

 回想回。網走監獄の同房で、白石は海賊の王様願望を寂しがり屋の反動と称した。海賊も白石が捨て子であると聞かされ、脱獄王などという称号には意味が無い、いつか自分が安住できる故郷を作るべきだと説く。



第261話編集

 杉元が射殺しようとした海賊を、白石が飛び込んで止める。弾は発射されているので、タイミング的にも非常に危険だったと思われる。

 土方一味とは手を切り、自分の身体と白石の身体、それと今手元にある刺青だけで暗号解読をしようと杉元を誘う海賊。

 白石は説得せずとも自分に味方して刺青を見せるだろう、と完全に白石の協力に頼った言であるにもかかわらず、白石は文句を言わない。どころか、「行くぞシライシ!」と呼ばれているにもかかわらず杉元に単独行動をさせ、4ページ後に海賊の歩行に肩を貸しながら合流する。

 杉元の単独行動は縛られていた消防組の発見と解放・事情聴取なので、少なくとも一瞬の出来事では無い。その間白石がフラフラした描写も無いので、白石はずっと海賊の看護をしていたものと思われる。



第262話編集

 喧伝車の運転中、目が霞んで蛇行運転を始めた海賊。白石は海賊の出血を心配する。だが海賊は「これが王者になる男の勇姿ってやつだ。よく見て憶えておけシライシ。忘れるなよ」と白石に英雄譚の伝承を任せる。

 そしてカーチェイスの最中撃たれそうになった白石を突き飛ばし、被弾。致命傷を負う。



第263話編集

 死に向かう海賊と2人、白石は喧伝車の中で静かな時を過ごす。

「どうしちまったんだよ。お前なら俺を弾除けにするはずだ。らしくねぇな」と最後まで自分自身を甘く見積もる白石に、海賊は「助けてやったのだから」と3つ条件を言い渡す。

 ・俺の事を忘れるな

 ・お前の子供たちにも俺の事を語り継げ

 ・脱獄王で終わらず出世しろ

 白石が「わかった」と承諾したのを確認し、海賊は最期の力でアイヌから聞いた砂金の一時保管場所を伝える。

 海賊房太郎こと、大沢房太郎の生涯はここで終わりを告げた。



第264話編集

 杉元からボウタロウは最期に何か喋ったか問われ、「俺の事を忘れるなって。俺の事を子供に伝えろって」と金塊に必要な情報ではなく、ボウタロウの遺言を白石は答える。

 更に「ただ失った家族と帰る故郷を取り戻したかっただけなんじゃねぇかな」と房太郎の話を続けたため、杉元は金塊の情報が聞き出せなかったものだと一瞬勘違いする。



第274話編集

 雨の降る中、役目を終えた喧伝車と房太郎の遺体を札幌停車場の近くの木の影に隠し、白石はその場を去る。

 白石が最後に房太郎へかけた言葉は、「ありがとよ、王様」だった。



第314話編集

「どこか暖かい東南アジアの小さな島で、俺は王様になる!!果物作ってよその国に売って、通貨には俺の顔が刻印されたりな!!」

「出世しろよテメー。脱獄王で終わるんじゃねぇぞ」

「後世まで俺の事を憶えてて語ってくれる人がいたら幸せだ」

 それらの言葉を叶えた事を示すが如く、白石が南のどこかの島で王様になった事を示す“顔が刻印されたコイン”が出て来て物語の幕が閉じる。




関連タグ編集

ゴールデンカムイ 金カム腐 海賊房太郎 白石由竹

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