『拘束のまゆ』とは、アイドルマスターシンデレラガールズの劇中劇『きらりんロボ』シリーズの敵組織『グラッシー帝国』の大幹部である。演者は佐久間まゆ。
初登場はアニメ版『シンデレラガールズ劇場』11話『劇場版 鋼鉄公演きらりんロボ -決戦! グラッシー帝国- 予告編』。グラッシー帝国の初登場でもあり、首領グラッシーハルナ(上条春菜)とともに三幹部として登場した。ちなみに他2名は『魅惑の奏(速水奏)』と『グラスザニンジャあやめ(浜口あやめ)』でゲームの三属性を網羅している。
佐久間まゆが原作ゲームの属性順では便宜上最初に置かれるキュート属性である事もあり、三幹部の中では一番目に姿を見せた。
オリジナル衣装にメガネをかけた姿で、バーニングヒーロー茜をリボンで(エロく)拘束する。
この時は(嘘)予告編という位置づけもあり、地球を守るヒーローたちを圧倒的な強さで蹂躙するのみで敗北シーンなどは描かれなかった。
そして2018年の『スターライトステージ』(シンデレラガールズと相互補完する姉妹作の音ゲー)エイプリルフール企画『鋼鉄公演きらりんロボ外伝 -モロボシティS.O.S!-』でグラッシー帝国全員再登場。
今回はミニゲームで戦う事が可能。可能というかクリアしないと先に進めない。
うさぎロボ1号を操作してまゆの攻撃を躱しながらきらりんロボ起動に必要な『ハピネシウム』を回収する事になり、規定数を集めてクリアすると「今回は」と言いながら引き下がる。
戦闘前後に会話デモがあるためキャラクターがより掘り下げられた。
リボンで拘束して早寝早起きして勉強もする良い子にしてしまうため、怠惰を自認する双葉杏には嫌厭されている。また、自由意思を無視して強制する点がきらり博士にも批判されている。
さらにドームツアーとなった6thLIVE『MERRY-GO-ROUNDOME!!!』千秋楽公演で『きらりんロボのテーマ』が歌唱されるにあたり前後の寸劇コーナーでみたび登場。
新幹部『哀妻のキョウコ(五十嵐響子)』も登場した(つまりはいわゆる四天王になったわけである)グラッシー帝国がグラッシーハルナの号令一下ヒーローショーよろしく現れた。今回はグラッシーハルナと拘束のまゆと哀妻のキョウコの3人での出演。
佐久間まゆのスターライトステージ衣装『フィールマイハート』を着用した牧野由依が昔習っていた新体操の経験を活かしてリボンを捌くさまは牧野のまゆ愛もあって迫真であり、会場を熱気の渦に巻き込んだ。本公演や振り返り上映会では拘束してくれるように求める声が上がったという。
――ちなみに、当公演の振り返り上映会後の舞台挨拶のコーナーでは登場前にメガネを合わせているとても楽しそうな牧野の写真が紹介されたのだが、牧野が写真を見ながら明かしたところではリボン捌きを失敗しないようにと意気込むあまりマイクを忘れてスタッフに持ってきてもらうという一幕もあったようである。
佐久間まゆにはもともと決め台詞「赤いリボンであなたのハートを蝶結び 佐久間まゆです。まゆの事、皆さん愛してくださいね。…愛してくれなきゃ…許さない……」(Cute Jewelries!002ドラマパート)などリボンで拘束するイメージがあり、プロデューサーが抱いていたまゆ像と合致したらしく、初登場時点から一定の人気がある。