曖昧さ回避
1. 二つの物体の接触面に働く摩擦力と、接触面に垂直に作用する圧力(垂直抗力)との比。 同じ組み合わせの物体では一般に、静止摩擦・滑り摩擦・転がり摩擦の順に小さい値となる。
2.櫻坂46の楽曲。本項で解説。
概要
『摩擦係数』は、櫻坂46の1stアルバム『As you know?』のリード曲である。2期生の森田ひかると山﨑天がWセンターを務めるという、グループ初のWセンター制を採用した。
楽曲は、"お互いの意見をぶつけ合おうぜ”というメッセージ性が強くなっており、欅坂46時代の『不協和音』に似た力強さを感じられる。MVは、ダブルセンターの森田と山﨑が先頭に立って力強いパフォーマンスを魅せる映像となっている。テーマは“野生”と“理性”。森田と山﨑がグループを二分し激しいダンスから楽曲の持つ歌詞を表現。近未来のようなクリエイティブになっている。
MVは、当初2022年7月8日22時公開予定だったが、この日に起こった歴史的大事件により公開延期となり、7月13日22時に公開された。おそらく、歌詞に「背中見せちゃ撃たれるだろう」というフレーズがあり、それが事件を連想させるものであったためと思われる。
アルバムについて
完全生産限定盤、Blu-ray付、通常盤の3形態での発売。OVERTURE、摩擦係数から始まり、五月雨よ(と僕のジレンマ・車間距離)→流れ弾(とDead end・無言の宇宙)→BAN(と偶然の答え・思ったより寂しくない)→Nobody’s falut(となぜ 恋をしてこなかったのだろう?・Buddies)と摩擦係数から櫻坂のスタートまで、センター三人衆がセンターを務め、かつMVがある楽曲を少しずつ振り返っていくような曲順になっているのが特徴的。上記楽曲に加えて新曲「条件反射で泣けてくる」が全形態共通収録である。
「条件反射で泣けてくる」は、櫻エイトは摩擦係数と同メンバーだが、BACKSは(表現としてはあまりよくないと思われるが、)摩擦係数メンバーから外れたメンバーになっている。実質本アルバムの共通カップリング曲というべきだろうか。曲やパフォーマンスの評価は高い。
各形態での収録曲の相違点は以下の通り。通常盤以外ではこれに加えてそれぞれで異なる特典映像が付いてくる。
・完全生産限定盤には流れ弾収録曲「ソニア」、新曲「One-way stairs」(森田と藤吉夏鈴によるユニット曲)が収録。
・Blu-ray付には流れ弾収録曲の「ジャマイカビール」、新曲「タイムマシーンでYeah!」(1期生曲)が収録。
・通常盤には五月雨よ収録曲「制服の人魚」、新曲「ずっと 春だったらなぁ」(井上梨名、田村保乃、大園玲によるユニット曲)が収録。
Twitterでは摩擦係数を除く4曲の新曲が一部を切り取られてメドレー方式で音源が事前に公開されており、タイムマシーンだけはすぐ分かるが他は分からないというユーザーが多発したというエピソードがある。また、タイムマシーンは2期生が加入してから初の1期生曲ということもあり、これに喜んだ1期生メンバーやBuddiesも多い。