概要
「斎時」とは、斎藤一(「斎」)と高木時尾(「時」)を示すカップリング用語である。
史実における斎藤一と高木時尾
斎藤が会津藩士とともに転戦していた際に出会い、松平容保が仲人を務め結婚した。
結婚の折、斎藤は「藤田五郎」に改名しており、それに伴い高木時尾も結婚後は「藤田時尾」と名乗っている。藤田姓は時尾(旧姓高木)の母方の姓であったといわれている。
夫婦仲は良かったらしく、ともに墓は会津の阿弥陀寺に所在する。
三人の子ども(勉・剛・龍雄)を授かっている。
組み合わせの名称について
婚姻の際上記のような改名が行われたため、「斎時」と「藤田夫妻」の二つの呼び方がある。厳密には婚姻前を「斎時」、婚姻後を「藤田夫妻」と表すと考えられる。
(pixivでは婚姻の前後を区別せずタグ名「斎時」が付けられた作品が多い。)
各創作作品
漫画「るろうに剣心」
作中では斎藤(藤田)が志々雄真実の所業により孤児となった三島栄次を時尾のもとへ預けている。
藤田時尾は作中に直接登場しておらず、斎藤の様子と剣心及び操の想像によって姿が表現されている。
大河ドラマ「八重の桜」
戊辰戦争後、時尾と斎藤は会津から青森・斗南へ移住し協同して生きたのちに上京、結婚する。
時尾は以前失恋した際、親友の八重に「一生結婚しない」と宣言していたが、斎藤との結婚により撤回される。