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概要編集

円谷プロダクションが『マイティジャック』の失敗と累計した赤字により、親会社である東宝から出資を受ける代わりに多くのスタッフを解雇することになり、その一人である照明技師の小林哲也が中心となって立ち上げたのがこの「日本現代企画」である。


元々円谷プロダクションには自社スタジオ設備がなく、番組制作の撮影設備や撮影機材のほとんどを東宝からの貸与で賄っており、レンタル費が重荷となっていた。この状況を打開しようと、社長の円谷一は自社撮影ステージを所有しようと検討していたが財政難により実現せず、小林は一からの後押しもあって社を立ち上げ、かねがね購入しようとしていた土地を購入。ここに自身の照明技師としての経験から照明効果を存分に考慮したデザインのスタジオを設計した。


当初は撮影スタジオ及び照明機材の貸出しや、TBS・映画部へのスタッフの人材派遣などで業務を開始。

その後TBSと宣弘社との人脈から、1971年の『シルバー仮面』の実制作を担当。これによりテレビドラマ制作に参入、以降特撮や大人向けTVドラマを制作し、東宝や円谷作品にも製作協力として関わっていた。


1977年、小林が代表取締役社長を辞任して社は解散。会社解散後、同社スタッフが結集し「創英舎」を設立した。

バロンシリーズ」第3作『小さなスーパーマンガンバロン』は創英舎の製作となったが「日本現代企画」の名が残されている。

(故に「バロンシリーズ」は製作会社が変わってもスタッフはほぼ同じなのである)

創英舎は1990年代頃までビデオシネマなどを制作していたようだが、現在は不明。

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