概要
ヌトス=カアンブルが考案したとされる魔術的印章。
通常、目が中央に置かれた星として描かれる。目の瞳があるべき場所に炎の柱が描かれる。
ほかにも五角形の中に目のようなものが描かれたもの、葉のついた枝のようなもの、手でつくられるサインなど、伝統的な意匠に沿っているかどうかにかかわらず、知られざる変形も何種類かある。
旧き印は、使用者をグレートオールドワンの手先から保護する。
しかし、それがどの程度役に立つものであるかは推測するしかない。神話的存在の手先になった人間からも保護してくれるという者もいるし、人間以外の従者にしか効果がないとする者もいる。
少なくともグレートオールドワンやそれに近いものには全く効果がないことは明らかである。
ドリームランドの住人は人間だけが旧き印をつくることが出来、疑わしい人物が魔物の変装かどうかを見破るのにこれを使用出来ると信じている。
ラヴクラフト自身は旧き印がどのようなものかは一貫した考えを持っていなかったようである。後の作家達がそれが保護的な印章であると決めつけた。
・キシュの印
・サルナスの印章
・ムナールの星石
クトゥルフ神話を扱ったサブカルチャーにおいて
『伝説のオウガバトル』に同名のアイテム、『遊戯王OCG』に同名のカードが登場する。
原語を音写したエルダーサインの名を持つソーシャルゲームも存在する。
プレイステーション初の格闘ゲーム『ツインゴッデス』のプレイヤーキャラの一人が旧神の守護を受けており攻撃魔法として使用する。