CV: 三木眞一郎
「わかっちゃったんだなー、この密室トリック……
何なら実践してみようかい?」
概要
「探偵甲子園」に北の代表として招待された高校生探偵。18歳。
「了解しますた」「(夕食を)キボンヌ」など、現在では古臭いネット用語を使うオタク気質。一人称は「小生」。
越水七槻ほどではないが、その強烈なキャラから一部で熱狂的なファンを獲得した。
特徴
自己顕示欲や英雄願望が強い目立ちたがり屋という点ではコナン(新一)や平次と同様だが、白馬以上の自信家で、熱血漢の平次を「無能」・「探偵失格」と罵るなど、傲慢で嫌味な印象が強い。
また、真相究明よりも自分の名誉や体面などを優先し、自身のミスで非の無い人間が被害を受けても責任を取ろうとしないという、探偵としては致命的に難のある性格。
ちなみに、コナンも一度だけ『歩美ちゃん誘拐事件』で同様の行いをしようとして、被害者の相棒を更に怒らせるミスをやらかした(もっとも全く責任を取ろうとしなかったわけでもないが)。
またアニメでは、小五郎を身代わりに事件を解決して彼が報復を受けそうになった。
来歴
かつて四国を旅行中、住んでいたお嬢様が自殺した通称「ラベンダー屋敷」を訪れ、別の人間が仕掛けた細工から殺人であると早合点。自分の推理力を誇示するかのようにそれを警察やマスコミに吹き込み、間違いに気づくとあろうことか自分の名前を伏せるよう根回しした。
結果、事件当時お嬢様と2人きりだったという理由で無実のメイドが疑われ、警察の厳しい尋問に耐え切れず自殺してしまう。そのことで恨みを買い、殺害されることになり、結果としてはコナンが関わった事件では珍しい、殺人事件の10代(当時の法律上では未成年)の被害者となった(なお、アニメ版では時津の次に10代で殺人事件の被害者となったのは、2023年に放送されたアニコナオリジナルエピソードの『歩美の絵日記事件簿3』に登場した西谷信まで待つ事になる)。
尚、殺される直前まで何の反省の色もなく当時の間違った推理を自慢げに話したため、犯人に「取るに足らない男」と評された。自身が捜査した事件で犯人が死亡あるいは逃亡するケースが多かったため、ラベンダー屋敷の事件もその一つとして全く気に留めていなかった模様。
ある意味、コナン(新一)・平次・白馬のマイナス面を凝縮した存在と言える(しかもこの3人より推理力や洞察力は下で、この3人なら絶対しない自分の間違いを隠蔽して力を誇示する思考を持つなど、人間性そのものに問題があったとも言える)。
探偵甲子園の一件後は、恐らく今回の事件は勿論、ラベンダー屋敷事件の推理ミスも公になると思われ、彼の名声も地に落ち、(他にも推理ミスをした事件もある可能性もあると思われ)彼が関わった事件の再捜査が行われると思われる。
また、この一件が公表されて、推理を鵜呑みにし裏付け捜査もせず、厳しい尋問を行い自殺に追い込んだ現地警察の緊急記者会見が開かれた可能性もある。
関連項目
西谷信:『歩美の絵日記事件簿3』に登場したゲストキャラ。時津と同じく10代での殺人事件の被害者。
七海光太郎:中の人が同じ探偵。こちらは自己顕示欲や英雄願望が強い目立ちたがり屋ではあるが、
- 実力・人格に優れた上司の下で働く
- 面倒見がよく、後輩の教育・サポートを行う
- 自分の失敗を素直に認め、反省する
など真逆のキャラである。