ピクシブ百科事典

望まぬ不死の冒険者

のぞまぬふしのぼうけんしゃ

望まぬ不死の冒険者とは、丘野優が小説家になろうにて2016年から連載しているWeb小説。オーバーラップ社から書籍化、コミカライズ連載されている。
目次[非表示]

概要

2016年より小説家になろうで連載開始されているファンタジー小説。作者は『平兵士は過去を夢見る』『蘇りの魔王』の著者でもある丘野優。
2017年にオーバーラップ文庫から書籍化された。挿絵担当はじゃいあん。2018年12月現在既刊4巻。
同年にはWeb漫画雑誌コミックガルドで漫画版が連載開始。作画は中曽根ハイジ。2018年12月現在既刊2巻。

あらすじ

大陸の辺境国家の辺境都市を拠点に活動している中堅ながら低級の冒険者ランクにとどまっている冒険者のレントは、いつも通いつめている迷宮を探索している最中に未踏破領域を発見する。好奇心や興奮を抑えきれず足を踏み入れると自分では倒せない魔物、巨大な『竜』と遭遇する。成す術なく飲み込まれて死んでしまったのだが、彼は竜に食われた記憶を持ったまま目覚め、しかも「骨人(スケルトン)」として生まれ変わっていることに気付く。街に戻れない怪物となったことに絶望するが、友人のロレーヌ・ヴィヴィエから教えられたモンスターの「存在進化」を思い出し、一縷の望みを懸けて存在進化を行い、その上で神銀級を目指すことを決意する。

登場人物

主要人物

  • レント・ファイナ

本作の主人公で、登場時は25歳。冒険者の最高評価である神銀(ミスリル)級を目指し、15歳から10年間冒険者家業を続けてきたが、素行はともかく実力の伸びしろがなく、銅級下位のランクにとどまっていた。
「竜」の遭遇から魔物に生まれ変わったことを皮切りに、数奇な出来事に出会っていく。

  • ロレーヌ・ヴィヴィエ
レントの友人である女性学者。銀級中位の冒険者の資格を持つ。本作の舞台から遠く離れた帝国出身だが、帝国の生活に疲れたためマルトに流れ着き、そこで研究生活を一人続けている。
レントとは彼女の初冒険にギルドから紹介されたことがきっかけで、それ以来度々交流を持っていた。
互いに友人として接しているが、ロレーヌ自身にはそれ以上の好意も持っている模様。

  • シェイラ・イバルス
冒険者組合(ギルド)の勤続5年ほどの若い女性職員。赤い髪を二つの大きな三つ編みに分けている。
配属された際に始めて担当した冒険者がレントで、彼からギルドの仕事の手順を教えて貰った恩があり気を掛けていた。弟もギルド職員だがマルトから王都へ異動が決まっている。

  • リナ・ルパージュ
金髪のポニーテールと青い目が特徴の女性冒険者。貴族令嬢出身だが親の同意を得ることが出来ず家出し、冒険者となった。
冒険者になる訓練は積んでいたものの、初心者で迷宮に挑んでしまい危機に陥ったところを、屍鬼となっていたレントに助けられる。見返りに衣服と露天で売っていた仮面を提供しマルトへと手引きする。その後は彼の助言もあって着実に成果を上げて、別のパーティーと組んで活動していた。

  • エーデル
マルト第二孤児院の地下に巣食っていた小鼠(プチ・スリ)と呼ばれるネズミ型の魔物。
主のような存在でレントと戦った際にレントの血を取り込んでいたため眷属化した。他の小鼠を従える能力もある。
レントの意思に必ずしも忠実ではないが、なんだかんだでレントの力となっている。
名付けはその図々しさを見たロレーヌが名付けている。

マルトの人々

  • クロープ

マルトの鍛冶屋「三叉の銛(さんさのもり)」の鍛冶師兼経営者。武具の作製や手入れなどを生業としている。レントとは付き合いが長く、顔なじみで酒を飲み交わす仲。不死者となったレントが武具を買いに来た際に正体を察したが、レントの意を汲んで初対面のような対応をするも武具を作ることを約束した。

  • ルカ
クロープの妻で「三叉の銛」の店員。金髪に青い瞳で貴婦人風の容姿を持つ。長らく鍛冶屋の店員を勤めていることから、ある程度まで目利きが利く。不死者となったレントが訪ねてきた際、風貌が違うにもかかわらず雰囲気から察するが何も聞かず夫と見守る。

  • ロリス・カリエッロ
レストラン「赤竜亭」の店主。客の不入りから借金を抱えており、店を借金の形に取られ数日で追い出されそうになっており、起死回生として無謀にも「水月の迷宮」に入り金銭を稼ごうとしていたが、案の定素人だったため危機に陥っていた。レントに助け出されて未踏破領域に一緒に入り込むが、巨大な「骨巨人」が登場した際に気絶してしまう。レントがモンスターを倒した後、巨大な魔石がドロップした際にレントが価値のある魔石を譲る代わりに、冒険者組合の報告の代行やレストランが再開した後の飲食代の永久無料を提案する。その申し出が破格であり躊躇するもレントに押されて受け入れた。

  • イサベル・カリエッロ
レストラン「赤竜亭」の店主の妻。ロリスに迷宮に行く事を再三止めていたがそれでも行ってしまい心配していた。騙されやすい夫を心配しレントによる破格の提案も躊躇していたが、レントとロリスの話から最後には納得しレントに感謝する。

  • ライズ・ダナー
ローラとともに村を飛び出し、マルトを拠点にする鉄級冒険者。赤髪で元気そうな少年。気力を用いて体力を上げて戦う若い剣士。普段はローラと組んでいたが銅級冒険者試験に伴いレントと組むことになる。

  • ローラ・サティ
マルトを拠点にする鉄級冒険者。引っ込み思案そうな薄い紫色の髪を持つ少女。ライズとともに村を飛び出して冒険者になった。魔術師で、また治癒術を用いる事ができるため、後衛にいることが多い。ライズと組んでいたが昇格試験に伴いライズとともにレントと組むことになった。試験を経てレントが教えたことを吸収し状況について考えるようになっている。

  • アリゼ
孤児院に住まう少女。東天教のマルト支部のシスターで、教会併設の第二孤児院長でもあるリリアンの病気を治す特効薬を得るため、孤児を取りまとめ銅貨1枚という低廉でギルドに竜血花の採取依頼をする。なおリリアンには自分の事を他に置いてしまうためこのことをあえて隠し、教会地下にある魔物の退治を依頼したということにしている。
依頼達成後はレントから冒険者としての知識を、さらにロレーヌから魔術の適性があるとして、魔術について教わることになる。

  • リリアン・ジュネ
東天教のシスター。40代のふくよかな女性だが、『邪気蓄積症』という徐々に体力が奪われる、遅行慢性病の病に罹っている。アリゼの虚言をそのまま受取りレントが地下の魔物退治に来たと思っている。

その他
  • イドレス・ローグ
ヤーラン王国第一騎士団所属の騎士。金髪と青い目を持つ爽やかな青年。出奔して冒険者となった妹の『リナ』を探しにマルトを訪れるが、冒険者組合や酒場での調査は自身の立場からうまくいかず、マルトでの滞在日数の問題で困っていたところレントと遭遇、彼に探して欲しいと託している。

  • 謎の女性
「水月の迷宮」の未踏破領域の先に設置されていた転移魔法陣の先にある、謎の部屋で遭遇した女性。レントを晋遊舎とみなして圧倒するが、誤解が解けるとこの場を明かさない事を条件にレントにあるアイテムを渡した。

用語解説

用語

  • 冒険者

冒険者組合に所属する者たちのことで、強大な魔物と戦い、多くの謎と出会う。
主に実力からランクが設定されていて、低い順から鉄級、銅級、銀級、金級、白金(プラチナ)級、神銀(ミスリル)級と分かれている。

  • 魔物
街のはずれや迷宮に生息する、人に害をなすことが多い存在。その種類は多種多様。
年月や経験を経た魔物が、徐々に上位存在へ進化していく『存在進化』という性質を持つ。

  • 魔力
魔術の使用に必要な、それほど多くない人間が先天的に持っている不思議な力の源。用途は様々。
人族であれば、五十人に一人の割合で魔力を持って生まれてくる。魔術師として大成できるのは千人に一人程度。

  • 気力
生物の生命力を起源とする力のこと。身体能力の強化で主に用いられる。
誰でも持っている力であるが、その力を自覚し、使いこなすにはかなりの才能と修業が必要。

  • 聖気
神や精霊の加護で得られる特殊な力で、一般人にはまず縁のない能力。
傷や病気の治癒、あるいは不死系の魔物に効果のある力として用いられるほか、所持することで神や精霊との交信能力も得られる。

機関

  • 冒険者組合(ギルド)

冒険者組合長(ギルドマスター)のもと、冒険者を管理し、以来を斡旋する組織。

  • ヤーラン王国

大陸の端にある辺境国家。主産業が農業で発展しておらず旨味がないためか帝国からの影響も少ない。

  • マルト
ヤーラン王国の辺境の小都市で、現時点での物語の主な舞台。周辺に水月の迷宮新月の迷宮という、2つの低位迷宮を抱えている。

  • ハトハラー村
レントの故郷である僻村。マルトから馬車で数日の距離にある。人口は百数人。

  • レルムッド帝国
大陸の覇権国家。ロレーヌの出身地でヤーラン王国からみてはるか西方にある。

関連タグ

小説家になろう ファンタジー

pixivに投稿された作品 pixivで「望まぬ不死の冒険者」のイラストを見る

このタグがついたpixivの作品閲覧データ 総閲覧数: 33

コメント