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概要編集

物語第二部から登場。

元は人形工芸家・九十九操一に作られた女性型人形でそれに精霊が宿ったもの。

自分の生みの親の永遠を望み、三只眼である綾小路ぱいを狙っていた。


能力編集

九十九に作られた人形達に命令することができ、腕にはナイフを仕込んでいるため騙し討ちに使うことが多い。また人間と同じ見た目から人間に扮することができる。

第三部では形のない存在に形を与える力を持つ「精霊球」により身体を生成する力を得ている。


動向編集

  • 第二部

一度目は友人達と原宿に遊びに来ていたぱいをディスコにおびき寄せる。ディスコにいた者達が全て人形だったことに気づき急いで逃げようとした三人の内ぱいのみを閉じ込めたが、恐怖状態に追い詰められたぱいに第三の眼が半覚醒したことによる力の解放によりディスコを破壊したため取り逃がすことになる。

またこのことがきっかけでぱいを探していた八雲が介入するようになる。


二度目は友人達を攫って人質にし、ぱいに抵抗ができないようにさせる。主を不老不死にさせるように脅しをかけるも、そんな方法を知らなかったぱいに拒否されたことで苛立ち、襲いかかるが途中で助けに来た八雲の存在で事態は変わる。

ぱいの息の根を止めようとするがシヴァの爪による使用呪文をやっと知った彼女が爪を使ったことで眠っていた力の覚醒を浴びせたことで体が全壊するほどのダメージを負い、倒された。

実は主である九十九はとっくに息を引き取っており、ミイラ化していたが人形である木霊にそんな認識はできずにいた。(もしできたとしてもその現実を認めなかった可能性もある)


  • 第三部

片手パーツのみが生き残っており、獣魔術のことで八雲に恨みを持っていたハーンに近づき、自分も同じ恨みを持っている事を伝え共に復讐しようと持ちかけた。

その後九十九の遺品を展示していた博物館にあった予備の身体とハーンが提供した「精霊球」によって復活することになる。

香港に向かい、まずは報復の邪魔になるであろう「三只眼」を抑えた方がいいと助言し、ハーンがそれに従い「三只眼」を薬草で眠らせたがそれこそが木霊の狙いだった。

木霊は生みの親である九十九が死んだのも、自分の身体が壊されたのも全てぱい(このとき木霊はパイを綾小路ぱいだと思っている)の仕業だと逆恨みしており、彼女に復讐しようとしていた。


「三只眼」が眠りに抵抗しながら召喚した狼暴暴(ランパオパオ)状態の紅娘(ホンニャン)の攻撃で一度粉砕されるが体内にあった精霊球の力で周囲にあった木々から新たな身体を生成し、香港の街を荒らしながらパイ達を追い詰める。

しかし事態に気付いた八雲が駆けつけ、ハーンの助力による光牙(コアンヤア)をぶつけられたことで大ダメージを負い、精霊球のまま身動きが取れなくなっていたところをハーンに回収され、もう何も出来ないように封印された。


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