概要![編集](https://s.pximg.net/source/dic/images/icon_edit_partial.svg?20120424)
「本当に、本当にありがとうございました」とは、ゲーム『ドラッグオンドラグーン』(以下『DOD』)シリーズと『NieR』シリーズに登場するセリフである。
※以下、ネタバレが含まれます。 |
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DOD1![編集](https://s.pximg.net/source/dic/images/icon_edit_partial.svg?20120424)
無慈悲なA〜Dエンドを全て視聴し、65本もの武器を必死こいて集め、作中で最難関の音ゲーをクリアし、鬱度が最高潮に達した新宿EDのラストにて、この戦いの元凶であるマナから言われるセリフ。
知らない方にもわかりやすく説明すると、本作は鬱ゲーと呼ばれるほどに救いがなく、A〜Dエンドでは絶望的なストーリーが描かれている。
しかし、このゲームのキャッチコピーは「抗え、最後まで。」である。果たして抗った先に何が待ち受けているのだろうか? カイムとアンヘルは救われるのだろうか?
ハッピーエンドを求めたプレイヤーは、武器集めをひたすらこなしてようやく最後のエンド分岐に辿り着く。
そこで待ち受けていたのは、今までの流れを汲んだドラゴンによる空中戦ではなく、唐突な新宿鬼畜音ゲーだった。
なんの前触れもなく舞台がファンタジー世界から新宿へと移行し、アクションRPGなのに音ゲーが始まるため、プレイヤーはまさしく「何なのだ、これは!? どうすればいいのだ!?」状態。ましてや音ゲー耐性のないプレイヤーからすればたまったものではない。
それでもどうにかラスボスの『母体』を倒したカイムとアンヘル(とプレイヤー)。ついに感動のエンディングを迎えるかに思われた直後、空を羽ばたくアンヘルに自衛隊のミサイルが直撃。あっけなく撃墜され、東京タワーに突き刺さった。
冗談みたいな一連の流れに放心するプレイヤー。そして、最後に言われるセリフこそが……
「本当に、本当にありがとうございました」
本来であれば、ここまでゲームをプレイしてくれたプレイヤーに対する感謝の言葉である。
だが、プレイヤーはこんなEDを見せつけられた直後。ましてやこの戦いの元凶であるマナの口から出た言葉など、純粋な気持ちで受け取れる訳がない。最後まで抗った結果がこれだよ!
「Thank you for playing!」の文字は嫌味にしか見えない。
誰が言ったか「Fu○k you for creating!」。
後の匿名掲示板では、ディレクターの横尾氏が入ったロッカーを八頭身のプレイヤーがガンガン蹴りながら恫喝するAAを連投する祭り(通称:横尾ロッカー事件)にまで発展した。
こんな調子なので、「本当に、本当にありがとうございました」は本作の新宿EDを象徴する絶望的な言葉となった。本当に、本当に(ry
DOD2・DOD3・NieRシリーズ![編集](https://s.pximg.net/source/dic/images/icon_edit_partial.svg?20120424)
『DOD2』、『DOD3』の他、ディレクターが同じ『NieR』シリーズにも当セリフが登場している。
こちらでは純粋に感謝の言葉として使用されることが多い。
DOD2![編集](https://s.pximg.net/source/dic/images/icon_edit_partial.svg?20120424)
OPに初代のセリフが逆再生で収録されている。
DOD3![編集](https://s.pximg.net/source/dic/images/icon_edit_partial.svg?20120424)
Dエンドの最後、画面前のプレイヤーに向けてアコールが言ってくれる。
レプリカント/ゲシュタルト![編集](https://s.pximg.net/source/dic/images/icon_edit_partial.svg?20120424)
最後のトロフィー/実績名として登場。
また『レプリカント ver.1.22...』では、Eエンドクリア後にsettingに追加される「最後の挨拶」で主要キャラたちが言ってくれる。ギャグ寄りの内容なので、本編クリア後すぐに聞くと結構困惑する。
オートマタ![編集](https://s.pximg.net/source/dic/images/icon_edit_partial.svg?20120424)
Eエンドクリア後、セーブデータを代償に他プレイヤーへの応援メッセージを残すと、ポッド042とポッド153が言ってくれる。
リィンカネ![編集](https://s.pximg.net/source/dic/images/icon_edit_partial.svg?20120424)
メインストーリーを全てクリアした後、画面前のプレイヤーに振り返ってママが言ってくれる。
本来の意味として![編集](https://s.pximg.net/source/dic/images/icon_edit_partial.svg?20120424)
相手に対し、強い感謝の気持ちを表す言葉。
真面目に感謝を伝えたい場合、「本当に」を2度繰り返すのはしつこく、却って相手を怒らせる可能性があるため控えた方がよい。
そういうときは「本当にありがとうございました」と伝えよう。
余談![編集](https://s.pximg.net/source/dic/images/icon_edit_partial.svg?20120424)
全く関係ないところでは、ゲーム『ポケモン不思議のダンジョン マグナゲートと∞迷宮』のエンディング前に当セリフが出てくる。幸い、こちらでは感謝の意味の言葉として使われている。
ちなみに言ったのはドラゴンタイプのポケモンである。またこの時の会話は『レプリカント』のDエンドを彷彿とさせる。
その他、本作のスペシャルアニメに登場する主人公ミジュマルの声を、『DOD3』のアコールを演じた小清水亜美氏が担当している。