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原爆反戦漫画として知られる「はだしのゲン」の登場人物で、主人公中岡元の隣の家に住んでいる朝鮮人。父と二人日本軍に強制連行され、朝鮮半島の家族とは生き別れになっている。

非国民として差別される中岡家に対し、自身も朝鮮人として差別されながらも平等に扱ってくれることから、親交があった。原爆投下時には、目の前で家族が焼き殺されたショックで一時的に発狂したゲンの母をかつぎ、猛火の中を逃げのびた。その後、瀕死の重傷を負った父親と再会するが、救護所に辿り着いても「朝鮮人だから」という理由で差別され、薬が回されず治療も受けられないまま父親は死亡。再会したゲンに、日本人は許さないと怒りをぶつけるが、それでも自分の父親の棺桶作りの手伝いをするゲンの姿を見て自分を取り戻した。

その後はしばらく登場しなかったが、生まれて間もないゲンの妹、友子が病気で死にかけた時、「サングラスにヒゲ」という明らかに怪しい風体で(ゲンも最初は気付かなかったほど)再登場。命がけの担ぎ屋商売から身を起して店を構えるようになっており、薬の費用10万円(当時)をポンっと差し出す救世主となった(残念ながら間に合わずに友子は死亡したが)。

その後も何度かゲン達の前に登場。原爆の詳細が書かれた小説を出版する為に紙を手に入れようとしていた元に、なんと無償で紙を入手してくれた(本の冊数から用意した紙の枚数は数千枚はくだらないと思われる)。この時点で既に名の通った商人になっており、ぶっちゃけ悪党にしか見えなかった風体もまともなナイスミドルに変貌していた。
朝鮮戦争に対しては祖国が南北で分断、争っている事に心を痛め涙している姿の描写もある。

第1巻から登場し、被爆した人物の中で戦後も登場したキャラのうち、町内会長やゲンと並んで数少ない死ななかったキャラクターとなった。

ちなみに作者の中沢の隣家には被爆前このモデルと思われる朝鮮人家族が住んでいたが、原爆投下前に引っ越しており、原爆投下以降は音信不通となり、消息はわかっておらず、被爆以降のエピソードは作者の創作か伝聞かによるもので直接見聞きしたものでは無い。

いわゆる世間の韓流ネットでの嫌韓以前から、日本人に知られた朝鮮人のキャラクターの代表格として知られるが、中岡一家に対する友情厚い人柄の他、夜中突然中岡家に訪れ、挨拶が「僕です」(朴だけに…)や、再登場時の怪しい風体など、ネタに富んだキャラクターとあって意外に嫌韓派からの評判は悪くはない。

作中では姓を「ボク」と読んでいるが、実際に韓国語読みすると「パク」である(昔の日本では、朝鮮人の名前は中国人と同様日本語読みで呼ぶことがもっぱらだった)。

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