東久世徳子
ひがしくぜとくこ
イルマ女子美術高校初の自主結成レギオンであるハコルベランド所属。
かなりの不思議ちゃんで、フランクな性格。先輩に対しても意見を言えるタイプで、下級生に厳しい比田井美夜受はマイペースな彼女を認めている(結果を出せなかったら潰すらしいが)。それに対し礼節に厳しい宮本煌椋は「悪気がないのは分かっているけど、誰かが正すべきだ」と問題視している。
独特なセンスを持っているため、リリィとしての能力だけでなく芸術面でも『神童』と謳われている。
彼女の実家である東久世家はCHARMデザインに多くの才能を輩出す家系。そのため彼女の芸術センスも遺伝と考えられる。
幼稚舎ではなく家庭教師による教育を受けていたが、初等科への入学の際、スキラー数値が入学基準の20を満たしていなかったが、「高等科進学時に数値が50に満たない場合はG.E.H.E.N.A.による強化を実施する」というとんでもない条件で実家に近い且つレベルの高い芸術教育を受けられるイルマ女子に入学(イルマ自体穏健派なので、不当な強化実験はしないだろうが)。
その後初等科の終わり頃からスキラー数値が急上昇。イルマ女子専属ラボであるイルミンリリアンラボの分析により、ファンタズムかテスタメントへの覚醒が濃厚と判定。
しかしこの頃は鋭すぎる先読みにより、周囲からわがままだと言われるようになってしまう。
特に中等部から入学してきた三輪田俐翔との衝突が特に多かったが、訓練を重ねる内に「ビジョンを共有している」と言われるほどの関係性となる。
中等科に在籍の際、俐翔と共に清澄白河イルマ本校防衛戦に参加。上級生と共にノインヴェルト戦術を行い、特型ラージ級を2体撃破する戦果を得た。
同じファンタズム持ちの日比野羽来とは感性が合い、羽来としてもイルミンシャイネス入りを望んでいたが、恐らく性格に難があるため選出はされなかった。(もし徳子がイルミンシャイネス入りをしていたら、一ノ宮・ミカエラ・日葵が感銘を受けた御台場迎撃機第1部隊を再現出来た可能性が高い)
たけのこ派らしい。
史上2番目のファンタズム覚醒者であり、百合ヶ丘女学院の江川樟美と同じ多くの未来を見れるタイプ。
どちらかというと感情を優先しているため、CHARMの動きには見せ業が多いが、無駄も多い。更に努力や練習を嫌うものの、徳子自体にセンスと才能があるので許されている模様。
使用CHARMはラレンティアインダストリー社の新鋭機である世代不明のアダマス。先行量産型であり、ほぼユニーク機でもある。ブレイブモードではなく鎌モードが搭載されているのが特徴的。
舞台「アサルトリリィ・イルマ女子美術高校-The Gleam of Dawn-」
1年生のみの会話では、常に飴の入った瓶を持っている。中等科自体にも持っていたようで、ポジションに関する講義にて複雑なポジション配置に混乱する1年に対し、足りないところに飴を置こうという行動に出たことにより、更に場を混乱させた。
教導官の篠田澪瑚には「先生が後で飴と鞭を教えてあげます」とちょっとだけ怒らせてしまった模様。
ハコルベランドの初陣ではファンタズムを使ったトリッキーなパスコースを指示。俐翔には「何で変なコースにパスコースを出してるのよ!? 何で伊万里はついていけてるのよ!?」とツッコミを入れられている。