プロフィール
人物
イルマ女子美術高校トップレギオンであるイルミンシャイネスのリザーブであり、元生徒会長。
百合ヶ丘の一柳梨璃と似ていわゆる愛され属性であり人望も厚い。そのため他校の友人が多い。
ワールドリリィグラフィックにも特集されたことがあり、リリィオタクの中では神回と名高い。その時の見出しは「真珠の献身は幕張の空を晴らした。吉井霞子の戦い」。
元々は美術教育を受けるためにイルマ女子に在籍をしていた。しかし高校1年生の頃に民間人を含めた多くの死傷者を出した清澄白河イルマ本校防衛戦を体験。その戦いで自身がリリィとしての研鑽が足りなかったことを自覚し、AZとしての大成を誓うようになる。
ちなみにこの戦いで援軍に来た私立ルドビコ女学院のテンプルレギオンに当時在籍していた岸本・マリア・未来や野坂・ジャクリーナ・風音と友人となる。
幕張奪還戦にて、人脈を生かして各ガーデンの代表リリィの協力を取り付けたり、百合ヶ丘の出江史房と共に補給線の構築や、参加リリィの配置を担当(なお出江史房が所属するブリュンヒルデラインは基本的に外征をしないレギオンだが、史房との友誼があったからこそ外征が実現した)。
しかし未来と風音が準備期間中に行方不明、戦死してしまう。幕張奪還は3年生世代にとっては悲願であるため、霞子は二人の無念も引き継ぎ、戦いに挑む。ここで自分にAZの才能が無いことを自覚し、清澄白河イルマ本校防衛戦での誓いを諦めてTZ/BZへのコンバートを受け入れ、イルミンシャイネスへ参加した。
しかし当時のイルミンシャイネスはイルマ四天王問題で西川御巴留、手島恋町、日比野羽来、一之宮・ミカエラ・日葵は選出されなかった。そしてエースリリィであった後輩の比田井美夜受に「霞子様は力不足でシャイネスに相応しくない」と厳しい批判を受ける。
霞子は生徒会長辞職、そしてイルミンシャイネスの引退を公言し司令塔として挑むも、美夜受は納得していなかった(美夜受は中途半端で実力不足のリリィが嫌いなため)。
最終戦となったギガント級との戦いにて。フィニッシュショット寸前で、マギスフィアが暴走しロスト寸前となる事件が起きる。霞子はマギスフィアを回収するため、負傷覚悟でスモール級の群れへと突入し美夜受へとスフィアを繋いだ。このスフィアを美夜受がギガント級へと撃ち込み、ネストを討滅。奪還戦は集結を迎え、3年生世代の悲願を果たしている。
この後生徒会長は辞職したが、イルミンシャイネスに関しては美夜受と御巴留の強い慰留で取り消している。
余談だが彼女の意志に感銘を受け、幕張奪還戦にて猛威を振るっていたヒュージを受け持ったのが神庭女子藝術高校の石塚藤乃である。
戦闘スタイル
3年生世代にしてはデュエル能力が物足りなかったものの、能力に穴が無く、サポートやチーム戦に優れている。
彼女の使用CHARMのトロヤンはユニーク機。
ヒヒイロカネインターナショナル社がベースを担当し、イルミンリリアンラボにより共同開発された。トリグラフをベースにしている第3世代のCHARM。
様々な戦闘スタイルに適応できるよう設計され、戦術理解と攻守バランス、そして折れない精神性という霞子の特性を最大限に活かせる。
活躍
舞台「アサルトリリィ・イルマ女子美術高校-The Gleam of Dawn-」
新生イルミンシャイネスのノインヴェルト戦術の際、完璧なパスコースとCHARM捌きを見せる。「相変わらず完璧ですね。何もかも」という美夜受に対し、「それが信頼です」と答えている。「安心して行ってらっしゃい」に3年生としての
未来がG.E.H.E.N.A.によって強化リリィにされていたことを教導官の篠田澪瑚によって話され、非常に取り乱している。
前述の美夜受とのやり取りを中心とした幕張奪還戦のエピソードもこの舞台で回想される。美夜受の謝罪後、彼女を抱きしめて「ここまで来れたのは皆のお陰」と語っている。彼女の人柄の良さが窺える。