日比野羽来
ひびのわく
イルマ女子美術高校トップレギオンであるイルミンシャイネス所属。元イルマ四天王。
イルマ女子初のファンタズム覚醒者。イルミンシャイネスのエースリリィ。甘えん坊で子どもっぽい性格だが高いセンスを持っているため、学内より学外の方が評価が高い。人柄的にも好かれ、強気なリリィに好かれるらしい。一人称は「羽来」。
天衣無縫のリリィセンスを持ち、イルミンシャイネスの十八番でもある最終局面での波状攻撃の核となる存在。敵の意表を突くことを得意とし、CHARMを投げるなどのトリッキーな攻撃でヒュージを寄せ付けないスタイルをとる。
フィニッシュショット、ラストパスも非常に高水準。AZ、TZとしてガーデンの代表。単に実力が優れているから任されるのではなく、一之宮・ミカエラ・日葵が去った後、「フィニッシュショット周りは羽来と恋町に任せて欲しい」と隊長の西川御巴瑠に直訴したため。これにより限定的ではあるが、日葵の目指した自由で攻撃的なノインヴェルト戦術を守っている。
御台場迎撃戦では一之宮・ミカエラ・日葵と共に第1部隊に所属。仲間と離れ離れになる辛さや、仲間と心を一つにする大切さを学ぶ。この戦いの途中でファンタズムの覚醒。
百合ヶ丘女学院の谷口聖、私立ルドビコ女学院の福山・ジャンヌ・幸恵、御台場女学校の川村楪と共に圧倒的な連携を見せつけたことから「カルテット」と呼ばれている。
第1部隊のリリィたちと仲が良く、白井夢結のことを「ゆーゆ」と呼ぶ。幸恵には戦闘中で元気づけられたため仲が良く、この関係性がある人物への助言に繋がっている。
部屋の片づけが苦手で、学生寮の個室にあるアトリエもかなりちらかっている。その度に幼馴染の手島恋町が片付けている。このように恋町とは仲が良く、羽来が「こまちゃん」と呼ぶほど仲が良い。
舞台「アサルトリリィ・イルマ女子美術高校-The Gleam of Dawn-」
御巴瑠と日葵の衝突では、日葵と同じく第1部隊で戦っていたことと、ファンタズムを中心とした戦術を望んでいたのもあり日葵側につく。それでも御台場で学んだことを生かし、大事になることを避けようとしたが、結局日葵は自主退学し、転校することを決意した。そんな日葵にルド女を推薦し、幸恵の名を挙げ、日葵の門出を押した……ように思われたが、日葵が羽来と恋町が心を痛めているから身を引いた事実を聞き、自分は無力だったことを自覚。「馬鹿だからどうしたらいいか分からなかった」と走り去る。
その後、ルド女の岸本・マリア・未来が不当な実験をされた強化リリィで、最終的には暴走してしまいヒュージとして葬られたことを聞くと、ルド女に推薦したことを酷く後悔した(ルド女に居れば無理矢理強化リリィにされる可能性が高いため)。
更に戦いを終え、日葵にイルマに戻るよう通信で話すも、日葵は戻らないと決意。更に「羽来と同じファンタズム持ちが現れた。理想の戦いを実現するためにその子を羽来のような一流のリリィにする」と言われてしまい日葵の知らないところで一人泣いた。
一見日葵にとって羽来が不要という解釈をしてしまいそうだが、本当に不要であるなら「羽来のような一流のリリィにする」とは言わないし、そもそも日葵はルド女で理想のレギオンを作ることを羽来本人に誓っているので有り得ない。恐らく日葵はイルマではなくルド女で理想のレギオンを作ることを目標にしている(これは同ガーデンでないと意味が無いことを意味する)ことが理由と考えられる。そのため別のガーデンである羽来ではなく、新たに発現した同ガーデンのファンタズム持ちを羽来のような一流のリリィにすると言うのも納得である(羽来が転校すれば良い話だが、羽来は転校する気はなく、日葵も誰かを巻き込む気はないと明言しているため)。
しかしこれは裏を返すなら日葵がイルマに帰って来る理由が無くなったことを意味し、結果的に羽来だけでなく観客にとっても胸が痛むシーンになっている。
そんな彼女に手を伸ばしたのが幼馴染の恋町である。彼女が戦場復帰を躊躇うことに対し、「(戦場に)来なかったら許さない」と言い慰めながら冠輝の誓いを交わす。
そして今度は恋町に手を差し伸べられ立ち上がるという印象深いシーンになっている。
このようにかなり可哀想なシーンが多いため、ヒロインと言われている。
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