プロフィール
人物
イルマ女子美術高校の教導官。
イルマ女子の生え抜き出身であり、卒業後は母校で後進の育成に当たっている。
教導官としては、特になかなか芽が出なかったり、メンタルが強くないリリィへの配慮やケアに定評がある。後述する「イルマ女子初の自主結成レギオン」結成の話が出た際には、これを躊躇なく支持するなど、現在でもガーデンの躍進、発展に大きく貢献している。
世代としては、白井夢結の実姉であり、百合ヶ丘女学院を卒業前後のタイミングで戦死した白井咲朱が近いという。
また、百合ヶ丘女学院理事長である高松祇恵良と懇意にしている。
現役時代は、縮地S級の固有スキルである「異界の門」を巧みに使った疑似的な飛行戦闘で知られ、「レイヴン」の異名をとった。
また、ヒュージを狂わせ、同士討ちを誘発させる異能、「聖眼」を保有していた(この異能については、リリィを引退した現在も使用可能な可能性がある。)。戦場に立つとヒュージが異常行動を起こすから、畏怖の対象だったようである。この異能をG.E.H.E.N.A.に狙われた際に良識派・穏健派のラボであるイルミンリリアンラボ(イルマ女子に付属している)に助けられた経緯があり、現在では教導官の立場から強化リリィの保護に熱心である。
一方、上記のような優秀なリリィ・教導官という評価とは別の一面もある。
イルマ女子には、「冠輝の誓い」という、自作の腕輪を互いに交換することで戦場での生き死にを共にすることを誓う制度があるが、彼女は現役時代、これを非常に多くのリリィと交わして問題になっていた(普通は多くても上級生、下級生、同級生の3人まで)。最終的には、その実績を理由に不問とされているものの、品位を疑われる行為ではあるらしい。現在でも複数本の腕輪を日常的に着用しているが、これは現役時代に交換した多数の腕輪のほんの一部らしい。
また、「楓さんや亜羅椰さんのようなリリィ」と評され、「凡そ、この世の快の果てに真実があるのよ。そこに至る時リリィを超克することとなるとわたしは思うのです」という発言を残しており(出典)、明言こそされていないものの、性的に奔放なことがうかがえる。
そして現在、イルマ女子のリリィの間では、気に入った生徒にはとても丁寧な指導をするという評判とともに、「彼女の指導室に入るときは絶対に扉を閉めてはいけない」という警句が語り継がれており、生徒に(性的な意味で)手を出している可能性が……。
現役時代の専攻は不明だがピアノが得意であり、専攻だったか、少なくとも必修の演奏楽器(イルマ女子では学科問わず何かしらの楽器演奏を履修する)だった可能性が高い。
容姿
ウェーブがかった緑のロングヘアに赤い瞳を持つ。
胸元が大きく開いたノースリーブシャツにストールを羽織っている。
大変立派なものをお持ちである。
活躍
舞台「アサルトリリィ・イルマ女子美術高校-The Gleam of Dawn-」
回想シーンとしてリリィたちに授業を行うシーンがあるが、そこでは、イルマ女子の伝統的な考え方とそれに基づく戦闘スタイルこそが最も優れているのだ、という指導を行っている。
一方で、時間が経ち、「イルマ女子の伝統と考え方を異にする初の自主結成レギオンを」という話が登場すると、状況の変化も踏まえて「イルマ女子も変わるときなのかもしれない」と語り、実際に初の自主結成レギオンことLGハコルベランドが結成されると、その初陣を前向きに見送っている。
ここだけ聞くと本当にいい先生なのだが……。
「イルマ女子も変わるときなのかもしれない」と語ったシーンは、当時中等科生だった上田伊万里から相談を受けた際の発言だが、相談を受ける中で、
・部屋にやってきた伊万里と二人きりで話をしようと言ってドアを閉めようとする(伊万里に阻止され未遂に終わる)。
・伊万里の手を取り、頬ずりしながら「(伊万里がまだ中等科生で腕輪をしていないことに絡めて)まだ誰の物でもない、素敵……」と発言する。
・相談に真面目に答えて「イルマ女子も変わるときなのかもしれない」と語った後、「先生いいこと言った~! 先生のこと、好きになっちゃった?」と言って伊万里に抱き着く。
・抱き着かれたところから抜け出して部屋から走って逃走した伊万里に向けて「頑張ればまだ(腕輪を)着けるところあるわよ!?」と叫ぶ。
という、教員としてかなり問題のある言動に及んでいる(なお、伊万里は終始、澪瑚の言動を露骨に嫌がっていた)。
(なお、時系列的にはこれより前となる授業シーンでも、イルマ女子の伝統の優位性を説いた後、伊万里に向けて「先生いいこと言った~! 先生のこと、好きになっちゃった? ねぇ、伊万里ちゃん?」と声をかけており、当時からお気に入りだった模様ではある)
また、伊万里は澪瑚の部屋に行く前に偶然会った上級生の宮本煌椋に「篠田教導官の部屋に入るときは、決してドアを閉めてはいけない」、「とにかく、ドアは閉めるな。閉めたら終わりだ」と言われている。伊万里はこの時点ではドアを閉めてはいけない理由が理解できていない様子だったため、もし煌椋と会わずに指導室についていた場合を想像すると……。
ちなみに、腕輪を多数の相手と交換していたことについては、三輪田俐翔に「品位を疑う」とコメントされている。