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概要編集

1990年より東京都交通局都電に導入した路面電車。1962年に製造された7500形以来の新造車である。新しいLRVとして、また老朽化した在来車の置き換え用として製造された。都電初のVVVFインバータ制御を採用したほか、後述の様々な先進的な装備を採用して登場した。


車両詳説編集

1993年までに5両がアルナ工機にて製造されており、まずは上述のとおり1990年に量産先行車にあたる8501号(メインイラストの上段)が投入された。

当車は都電初のVVVFインバータ制御を採用したほか、三相かご型主電動機、横1軸の2ハンドルマスコン、回生制動、降車口付近の監視用IVTカメラなど、これまでの車両にない装備を多々採用したほか、パンタグラフ7000形以来のZパンタを採用した。乗降扉は前扉が1000㎜、中扉が1200㎜と広めになり、車体長も5000形5500形に匹敵する13m級のものを採用しており、以後の新造車にも踏襲されている。

続いて1992年に登場した8502号と8503号は、8501号の実績を踏まえ、従来型の2ハンドルマスコンへ変更されたほか、IVTカメラの廃止、客室補助いすの配置、前面の形状が変更されている。その後1993年に8504号と8505号が登場したのを最後に、財政難の影響で増備が打ち切られた(結果として本形式が直接置き換えたのは、7000形の非冷房車6両に留まっている)。当初の計画では、本形式で6000形6152号以外の車両をすべて置き換える計画があったといわれる。

なお、本形式は製造年次で座席配置が異なっており、8501号と8502号は7000形や7500形同様に優先席のみクロスシートであるが、8503号以降では中扉を境にした集団離反式のオールクロスシートである。


その後の変遷編集

1992年の量産車登場に合わせて8501号の運転台機器が統一されたほか、前面に東京都のマークが取り付けられている。

2000年代後半より様々な改修が行われており、車体塗装のパールホワイトからアイボリーへの変更やパンタグラフのシングルアーム化を皮切りに、2011年には行先表示機のLED化、2013年度から2017年度にかけて電装品の機器更新が行われた。またこれと前後して8501号と8504号-8505号のサイドスカートが撤去されている。


運用編集

2024年現在も荒川線にて、5両全車が活躍している。

9000形と並ぶ少数派であるうえ、量産先行車である8501号は見れたらラッキーな存在である。


関連イラスト編集

少数派の形式であることから、投稿数もあまり多くない。

都電8500形

【drawr】都電荒川線



関連タグ編集

路面電車 都電 都電荒川線

都電8500形…表記ゆれ

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