概要
東由利町は、秋田県南部にあった町で、由利郡に属していた。
海に面していない内陸市町村だったが、2005年に由利本荘市となり、50年の歴史に幕を下ろした。
「八塩いこいの森」の桜が有名で、多くの黄桜や八重桜も植えられている。
特に八重桜は花期が遅く、ゴールデンウィーク過ぎまで見頃が続く。
地理
羽後町から日本海へと注ぐ石沢川が流れ、同町はその中流域に位置する。
交通
町を国道107号が横断するが、横手市から本荘市への経由地として、バイパス化が進んでいる。
また、多くが国道398号との重複区間である。
最高地点は横手市(旧雄物川町)との境界となる境峠(約240m)だが、横手市側からの勾配が急で、長く残雪が見られる事から、特に冬の走行は注意を要する。
羽後交通横荘線(現在は県道48号に転用)が同町老方まで延伸されていたが、開業後わずか23年の1953年に、東由利町内(当時は下郷村)の老方および浮蓋の2駅が廃止。
横手市との境界となる小字浮蓋は、最盛期は6戸の小集落があった。
現在でも浮蓋駅のホーム跡が残り、比較的開けた地形で、「老方小学校・祝沢分校」も建っていたが、廃線後は転出が相次いだ為か、1978年に廃校となった。
教育
高校はない。
小中学校が一校ずつで、へき地等級1である。
中学校(2005年時点)
- 東由利中学校
小学校(2005年時点)
- 高瀬小学校(→東由利小学校)
- 八塩小学校(→東由利小学校)