登場前後の経緯
東京メトロ東西線の「快速」列車は、西船橋駅を出ると浦安駅・東陽町駅からの各駅に停車し(「通勤快速」は浦安~東陽町間各停)、東葉高速鉄道線内も各駅停車であったため、速達化を図る目的で東葉高速線内は途中、北習志野駅と八千代緑が丘駅のみに停車し、東京メトロ東西線内は従来の「快速」と同じ停車駅で運行する「東葉快速」が1999年12月4日のダイヤ改正で新設された。東京メトロ05系などの一部の車両や駅の電光掲示板の表示によっては「東快」と略して表示されていた。
廃止されるまでの経緯
新設当初は、平日の朝の西船橋方面行と夕方の東葉勝田台行に設定されていたが、この種別の設定により、東葉快速通過駅では通勤ラッシュの時間帯に10分以上の間隔が空くことがあり、「東葉快速」の通過後に到着する後続の電車に乗客が集中したため、2009年3月14日で朝の上り方面が廃止、夕方の東葉勝田台行4本のみの運転となった。また、かつて八千代緑が丘駅では「各駅停車」が「東葉快速」と緩急接続を行っていたが、2007年3月18日のダイヤ改正で下りの待避は消滅した。
下りの「東葉快速」も通過駅の利用者数が年々増加していることから、2014年3月15日のダイヤ改正で廃止され、「快速」に変更された。よって、東葉高速鉄道に入線する全ての列車が各駅停車となった。
運用される車両も当初はほとんどが東葉高速鉄道の車両であったが、徐々に東京メトロの車両での運用が増え、2008年3月15日のダイヤ改正から廃止されるまでは全て東京メトロの車両で運用されていた。